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2015年08月08日19:58

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「数学は暗記から始まる」『数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身につく本!』細野真宏

 「分かった」という言葉は日常でよく使う言葉である。しかし、「分かったつもり」になっていないか確認する癖をつけよう。なぜなら、「人にキチンと説明できる」という状態になって初めて「分かった」ということができるからである。つまり、「分かる」というのは、「伝えられる」ということと同じである。試しに、人に説明しようとするとよい。それがいかに難しことかが分かるだろう。


 数学は苦手、数学は難しいと言う人間は多い。その原因は、最初のつまづきにある。実は、数学の問題については、最低限の知識がない状態では、問題が解けない場合が非常に多い。故に、公式や解法を知らないと解けない問題、にいくら時間を費やしても、ほとんどムダになってしまう。


 問題文の意味が分からない、解説すら理解できない状態に陥る。つまり、最低限の解法と方式を覚える前の段階では、学習時間に比例して数学ができる訳ではない。それを超えることができずに、数学は苦手だ、難しい、と苦しむ人間が多いのだ。


 素朴な疑問を持とう。その答えを探すためにニュースを見る癖をつける。素朴な疑問に対して、これはこういうことなのかな? という仮説をつくる。その仮説が正しいかどうかを検証しながらニュースを見るとよい。いろんなニュースに対して、仮説が当てはまれば、その仮説こそが本質だと分かる。情報の本質(正しい仮説)からさらに素朴な疑問をもつことで、複数の情報の本質を組み合わせることができる。これこそが「数学的思考能力」であり、全体像を作り上げることができる。


 数学は論理的思考能力を鍛えるという。素朴な疑問をもち、仮説をつくり、情報の本質を見極め、全体像を組み上げる。この一連の流れを「数学的思考力」と呼んだ。問題の意図をくみ取り(疑問をもつ)、解法を考え(仮説をつくる)、証明する(情報の本質を見極める)ことで、答案を完成させる(全体像を組む)。まさに、数学的思考能力は、数学で鍛えることができるのだ。

 
 もちろん、今更数学の問題を解けというわけではない。巷で溢れる、ロジカルシンキングや問題解決法といったものと本質は同じなのだ。そして、ある程度の知識がないとチンプンカンプンである点も、数学と同じだ。是非、素朴な疑問⇒仮説⇒本質⇒全体像の流れを意識するようにしてほしい。情報に対する感度が、大きく異なるはずである。
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