mixiユーザー(id:19073951)

2015年08月01日08:44

923 view

「悲観脳」と「楽観脳」

毎週金曜のNHK Eテレ「白熱教室」。
先週と今週に渡り,オックスフォード大学の感情神経科学センター 教授であるエレーヌ・フォックス博士による「悲観脳と楽観脳」。

実に興味深い内容だったので,忘れないように,ここに概要をまとめておくことにした。


・同じ出来事を良い物として捉えるか悪い物として捉えるかの認知のバイアス(偏り)が,論理的な判断を鈍らせ,悲観的に考えるか楽観的に考えるかの癖になり,固定化される。

・悲観は危険の察知,生き伸びていく上で必要だから,悲観は楽観より強くなりがちなのは仕方ない。

・楽観脳を強めるには,楽しい出来事を意識して記憶する

・他人との比較や,他人の視線を気にせず,自分が本当に何をしたいのかが幸福度に繋がる

・楽観主義は,単にポジティブ思考というのではなく,自分自身を自分がコントロールするという感覚

・無意識にネガティブなことに注目する傾向は、認知心理学のトレーニングで修正でき、そうすると脳内にも変化が起こり「悲観脳」の活動を抑制できることがわかってきている。

というもの。

以前から,何か困難があると,アランの幸福論から「悲観は気分,楽観は意思」という言葉を呪文のように唱えているのだが,それと共通する部分が多いことに気付く。

また,これもいつも心がけているのだが,悲観的な感情にとらわれ,見過ごしてはいけない,本当に大事な物を見失なわないようにしないと,ということとも,共通するように思う。

あるマイミクさんが「その日楽しかったことを3つ書き留める」と記していた。
それもきっと,悲観脳を抑制し,楽観脳を育む訓練になるのだろうと思う。

実際,良いこと,悪いことなど,そう起こるものではないので,必然的に,同じ出来事でも,良い物としてカウントしなくてはならなくなるからね。

例えば「車の調子が悪い」→「ああ,またお金が飛んでいくなあ」と悪いこととして捉えると,その悲観的な気分に支配されがち。そうではなく「早いうちに異常が見つかり,早急に点検を受け,大ごとに至らなくて良かった。安い点検費用で,まだ長く乗れる」と捉える,ってな具合。

同じ出来事でも,こう捉えると,悲観的な感情にとらわれているのが,もったいなく,バカバカしく思えるようになる。

な訳で,私も最近,寝る前に,その日楽しかったことを3つ思い出すようにしている。
紙に書き出したり,ネット上の日記につぶやくのではなく,頭の中で思い出す程度なら,気軽にできるので。

な訳で,今日良かったこと。
ブーゲンビレア本格開花&株分けしたサンセベリアに,新芽が出た!(^^)!

17 20

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年08月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031