のんのん☆さんの”ふくろうの森”の話でずっと昔にみた映画「ふくろうの河」を思い出した。
衝撃的な内容だったので今でもありありと目に浮かんでくる。
1時間もない短編映画だから、物語の起承転結といえるようなものはなく、モノクロで美しい森の風景の中で死の瞬間の幻想を映像化したものだ。
森の中の橋の上で主人公が絞首刑になる。首に縄を巻かれて橋の上から川へ落とされる。
ところが縄が切れて主人公は川へ逃げる。
彼は川を越え森を抜けひたすら走る、走る。
愛する人の元にたどり着き、喜び抱き合おうとした瞬間、彼の顔が苦痛にゆがむ。
その瞬間画面は橋の上の絞首刑の画面になり、彼はロープにぶら下がっている。
ロープが切れて愛する人のもとにたどりついたのは橋から落とされて死ぬまでに彼が見た幻想だった。
思い出したらもう一度見たくなった。 TVではやらないだろうし、どこかで手に入らないか探してみよう。
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