Blu-ray/DVD「LIVE IN LONDON・BABYMETAL WORLD TOUR 2014」の発売に伴う、映画館での先行上映会に行ってきました。
ロンドンの「O2 Academy Brixton」のライヴを最初から最後まで鑑賞。
この日は、アンコールで、新曲「Road of Resistance」が世界初披露されたライヴと言う事もあり、ライヴ当初からYouTubeなどで各国のファンから話題になっていた一夜です。
Dragonforceをイメージして、音源では実際にメンバーにギターで参加して貰っているこの曲を、母国のイギリスで初披露する、と言うのも素晴らしい。
海外ファンの熱さが十分に伝わってくるライヴ映像で、アンコールでの「We want more!」コールの大きさに驚かされました。
特に、ガチのメタラーに見えるファンの多さからは、「日本文化やアイドルが好き」と言う雰囲気ではなく、バンドのファンと変わらないものを感じました。
・BABYMETAL - Road of Resistance - Trailer
http://www.youtube.com/watch?v=Zi-XFUZ5EL4
1曲目「BABYMETAL DEATH」から最後まで、簡単な煽りなどはあれど、ダレるMCは無しで一気に突っ走る構成。
良い曲がずっと連続で聴けるテンションの高さが、大きな魅力だと思います。
何度か挟まれる、通称「紙芝居」にも引き込まれ、ストーリー性のあるプロレス的な盛り上げ方に感激しました。
特に「Road of Resistance」前の導入が素晴らしい。
神バンドの演奏も素晴らしく、2回のソロタイムも熱いです。
特に、「Catch me if you can」前の、ドラム・ソロは最高でした。
バンドを結成してのオリジナル曲ではない分、変に難しくしたりせず、判り易く、素直に盛り上がれる曲に出来るのではないかと思います。
「Road of Resistance」での会場全体でのシンガロングの一体感、そしてラストを締めくくる完璧なシャウト。
楽園的とも言える、多幸感を味わいました。
凛とした歌声、全力のダンス、絵になるヴィジュアル。
主にプロデューサーのKOBAMETALに計算されたものでありながらも、しかし、確かな熱量を感じられるのが、「作り物」を冷めずに聴けるところです。
メタルの様々なアーティストなどの文脈もきちんと踏まえた上で、同時代的な質でも最高レベルのメタル要素を持っているからこそ、ポップな面が強くても、ファンが世界中で付くのだと思います。
単に、アイドルとメタルを足したのが珍しくて、大手が手掛けたので当たった、と言う事では無いです。
個人的には、激しい音楽、複雑な音楽、と極端なものを追求し続けた時期があり、そこを経由したからこその、一周して、心から楽しい音楽に志向が戻ってきたのだと感じています。
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