対馬で採集してきた虫の整理も一部を除いってなんとかタトウの上に並べることができた。まだ半月も経っていないというのに見る影もない標本にがっかり。一つは当然ことではあるが月の光をたたえたような緑色キスジオオキノコがまさに腐りかけたきゅうりのように黄変しはじめ、もう一つはヨスジアオカミキリで、あの生きていた時のアオナガタマムシのような金属光沢はすっかり色あせて残り香程度に退色し、生態図鑑に載っていた通りのつまらないサペルディーニの1種になり下がってしまった。生きているうちに撮影しておかなかったことを後悔した。
今日無理やり出かけてきたが、初期の目的地にたどり着けなかった。
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