イーグルネスト/ドファララ門

小森陽一「イーグルネスト」集英社文庫

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この空は俺たちの手で護る!石川県小松基地に着隊したF‐15
操縦士の陸と、埼玉県入間基地で要撃管制官となった速。二
人のもとに届いたのは、全国のパイロットが一堂に会して技
術を競う“戦技競技会”開催の知らせだった―。仮想敵には、
かつて陸と火花を散らした先輩、浜名零児。一度は袂を分か
った陸と速だったが、それぞれの信念を貫くため、力を合わ
せて空へ向かう。「天神」シリーズ第3弾。
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友人に借りた本です。「天神」シリーズの3作目。
三部作だそうなのでこれで完結でしょうか。
パイロットとなった陸と管制官となった速。
前作からの因縁のある先輩、浜名との戦技競技会での対決のクライマックスが盛り上がりますが、続きもありそうな終わり方でした。
映画化されるそうです。

山下洋輔「ドファララ門」晶文社

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おれは、やはりこの母の子だ───。
古希を超えたジャズ界の風雲児が自らの音楽的ルーツを求めて時空間を自在に駆け巡る奇想の自伝。
明治・大正・昭和・平成の乱世をまたぎ、国境も越えて追いかけるのは、母が遺した“ホルーゲル”の謎。
母方の実家は小山家。父に齋藤実内閣司法大臣小山松吉、伯父に東京感化院創設者高瀬真卿をもつ母〈菊代〉は、音楽学校に憧れ毎日ピアノを練習する明治45年生まれの女性だった。
他界した母とドファララ門で再会し、自らのルーツが次第に明らかに。
ジャズの発祥から「おれは何者か」という問いまでをも一気に描く、抱腹絶倒ヤマシタ・ワールド!
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ジャズピアニストの山下洋輔さんの新作長編です。
父方のルーツを追った「ドバラダ門」の続編で、音楽家の多かった母方のルーツを描きます。
といっても山下さんの事ですから、時間を縦横に飛ぶSFとしても読めます。
曾祖父、祖父、母、そして過去から現在の山下さん本人の周りの事件が入り乱れ、母の残したピアノの謎、ジャズやクラシックのルーツや現代史も語られます。