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2015年03月15日00:00

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ランニングによる三つの疲労

ランニングによる三つの疲労

走ることは健康にとってもいいことです。
が、疲労も伴います。

現代スポーツでは
運動と疲労、どのようにトレーニングを行い、ケアをしていくかが最大の課題です。

①筋肉痛
走ることで筋肉は肥大して筋力がまし、筋持久力も付いてきます。
筋肉は大きくなるときに、一度、筋繊維の断裂(傷)が生じ、
その後再生して大きくなります。
筋力はこの繰り返しによって少しずつ強くなっていきます。
筋肉痛はこの傷によるものといわれています。
つまり、筋肉痛は筋肉が大きくなる証拠です。

②神経の疲労
マラソンの30km前後で、誰でも味わった事のある、
体が動かなくなる現象。
体中が筋肉痛で、気力だけでようやく歩く事が出来る状態。
実は、これは筋肉の限界でなく、これ以上、運動し続けると
生命にかかわると体が判断して「神経」の働きで、
動きを止めるのです。
防衛本能です。

たとえば、繰り返しの運動で力が出なくなっても
叩いたり、掛け声で一時的に力が出るのも
「神経」を刺激しているからです。

スポーツ選手が使用を禁じられている興奮剤も
「神経」を刺激するためです。

『疲れた』とよく言いますが、
この『疲れ』は神経や脳に疲労を
感じさせる物質が蓄積して感じるのです。

③内臓疲労
運動を行っている時に、
血液は筋肉と、熱を発散させるために皮膚へ80%以上が流れます。
（安静時は25%）
逆に内臓への血液は少なくなります。
特に腎臓、肝臓、胃腸へは運動中は極端に少なくなります。
（運動時は5%前後、安静時は40%)
このことで内臓疲労が起こります。
マラソン完走後、筋肉痛は痛いので疲労していると感じますが、
内臓疲労は感じません。注意しましょう。