・はじめに
少し福島市の南部にいて時間が取れたので、あまり行く機会がない二本松市を目指す。
こういった時のために福島市とその周辺地区の未訪問店はリストアップしてある。
それらの情報はデスクトップPCで収集してまとめてクラウドノートに入れる。
当たり前だが、そうすれば出先でのノートPCから編集したり追記したりできる。
店内で注文を待つ間に営業時間や品名や価格をささっとスマートフォンから追加できる。
スマートフォンで撮影した写真はデスクトップに送ってそこで外付けHDに保管できる。
マイクロSDやUSBメモリ経由でデータをやり取りしていたことはもう隔世の感だ。
たったの5年前ではとても信じられないほど、情報管理が楽になった。
デスクトップ・ノート・タブレット・スマートフォン、と適宜使い分けている自分がいる。
これがスムーズできるようになったのは、ひとえにクラウドシステムのおかげである。
若い世代からすればこのぐらい常識だろうが、年齢を言い訳にして何もできない老害もいる。
そんな、ダサい人間にはならないよう日々精進せねばならない。
その上で積み重ねた餃子の経験があれば、若い人からも一目置いてもらえるだろう。
ということを考えながら運転をしているうちに二本松市へ着く。
二本松市は古くからの市で、城下町でもあったのだが、街の寂れ具合はかなりのものだ。
福島県においては、福島市・郡山市・いわき市・会津若松市の4大(語弊があるが)都市以外、
たとえ震災がなかったとしても街に活気がない。
JR駅のすぐ近くであっても夜になれば急に人通りは途絶える。
よほどその地元に顔が利いて、居心地がよいと思えない限り、若者は都会を目指すだろう。
それはもう、何処であれ、いつの時代であれ変わらないことだろう。
ということで、若者が少なくても気にしなくていいではないかと開き直りたくもなる。
たぶん、二本松市のメインストリートのひとつの通り沿いにこの店はある。
国道4号線が開通してから急速に取り残されていったような印象を受ける。
そう。旧道沿いの店なので駐車場がわかりにくいのだ。
店よりも東側に少し進んだ場所に2台分、店のはす向かいの共同駐車場に5台分停められる。
もし、そこが既に埋まっている場合は店員に聞いて指示してもらったほうがよいだろう。
・対象
営業時間：11:30〜14:15 17:00〜21:00
定休日：水曜
蒸し餃子4個480円
店内はテーブル席が4卓に、座敷席が4卓である。
若手の男性が給仕をして、髭の中年男性が料理をしている。女性従業員はいない。
聞くと、焼餃子はなく、蒸し餃子か水餃子のみとのことである。
今回は無念の参考記録である。以前は焼餃子のみ、と考えていたのだが、
それで判断や評価・考察をやめてしまうのはもったいないと思えるようになった。
ということで、参考記録ではあるが、記録は記録として残すようにする。
・結果
各テーブルに酢・醤油・ラー油とあるのはいつものことである。
大きさは小ぶりで、皮はやや厚めである。
餡は肉が主体で、量も餃子の大きさが相まってそこまで多くはない。
皮の食感は硬く、滑らかさはあまりない。それは特にひだのところで顕著に出る。
餃子のタレを入れる小皿は2分割されている。
イメージとしては、2種類のスープで同時に鍋を作れる、いわゆる火鍋と同じ形だ。
・考察
蒸し餃子の場合は、食感の滑らかさはそれなりに問われるのではないかと思う。
作り方が悪いと、ありがちな表現を借りるならば「ゴムのような」食感となってしまう。
弾力があっても噛み切るには硬く、しかもぶつぶつと切れてしまう場合の表現だ。
これが餃子で実現されてしまうとやはり気落ちしてしまう。
今回の餃子はそこまでの食感ではないものの、そうなってしまいかねない危うさを感じた。
・まとめ
残念だが、評価は2とする。この餃子、蒸し餃子にするには合ってないのではと思えた。
あるいは、水餃子で頼んでいればもう少し楽しめたようにも思える。
いろいろと考えることを抱えながら帰途についた。
ログインしてコメントを確認・投稿する