「僕は,影絵は「光と影の祈りの芸術」だと思っています。「祈り」と言っても,宗教的な祈りとは違います。本当の美しさを求めて日々作品を作り,ひとつひとつのカミソリ※の動きに僕の魂の祈りを込める。「人を感動させよう」として作るのではなく,光と影の無限の美しさを,より豊かに伝えたいと思う,そうした心の表れが,見る人を喜ばせる作品になっていればいいと思います」
〜藤城清治「光と影の奇蹟」
※藤城氏の影絵は,絵筆ではなく光を通す部分(こずえの葉っぱなど)をカミソリで切り抜いたり,あるいはカミソリで切り取った形をシルエット(木の幹など)にすることで作られる。
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