11月3日　「ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞ･ﾌｨｰﾊﾞｰ」見る

本日は、2009年の中国とフランスの合作映画を見ました。
評判が良かったので、前から見たいと思っていたのですが。この映画はﾏﾆｱｯｸ過ぎて、近くのどこのDVDレンタル屋にも置いてませんでした。仕方なく、渋谷のTSUTAYAまで借りに行きました。
現代の中国をﾘｱﾙに、何と中国のｹﾞｲという視点から描いた、現代中国のタブーに挑んだ作品なんですが。
さすがは検閲超大国・中国。この作品どころか、この監督自身が中国当局から５年間も映画製作と上映を禁止されてるんだって。
映画はこれがまた、中国映画とは思えない程、ﾊｰﾄﾞなｾｯｸｽ演出で。ｼｬﾜｰを浴びながら男同士でｾｯｸｽするところ何かは生々しすぎて。
この映画が中国の今を内容からも、その映画そのものの制作状況からも表しているのが、とても興味深いのです。何よりも、このゲイを演じた役者さんたちの迫真の演技が、邦画では滅多に見ない人間のﾘｱﾘﾃｨｰに拍車を掛けていて、感銘を受けました。
こんなに生々しい部分は見たくないような気もしますが、映画としては相当な価値があると思いました。
ゲイでない人にもお勧めだと思います。