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2011年06月04日08:22

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旅行記(124:関西かけあし巡り<2>-京都-)

(初日)
前日に天気予報を見ると、今回の5日間のうちで一番天気が良い日のようである。
元々は大阪で登山の予定にしていたが、移動だけでかなりの時間を消費してしまう。
そのため、後半の日程計画になっていた京都の登山(ハイキング)と日程を振り返ることにした。
計画を立ててみると、朝10:00頃には登山口に着けそうである。
…ということで計画を実行することにした。
 
震災以降初めてJRに乗ることになった。秋葉原、東京駅とも連絡通路がとてつもなく暗い。
家からでは始発の新幹線には間に合わず、2番列車で行こうとするがGW初日のため自由席では立ち席のようである。
3番列車の臨時のぞみ新大阪行き(のぞみ303号 6:20発)で行くことになった。それでも東京駅から立ち客が出ている状態である。
 
京都到着は8:39とかなり早い。駅構内は観光客もまばらなようで少なめである。
乗り換え時刻はかなりタイトである。
4分で山陰本線(嵯峨野線)に乗り換え、嵯峨嵐山駅へ早々と移動した。
間違いなく午後には人が溢れているだろうが、あまりにも朝早いため、地元の利用客しかいないようである。
今回は周遊きっぷ(京阪神ゾーン)を持った旅行のため、トロッコもゾーン内に入っている。
山から下りてくる時刻のトロッコに予約をしておいた。
 
登山用の食料を買う時間がなかったため、近くのコンビニで調達をした。
今回の目的地である、清滝行のバスが止まる天龍寺近辺のバス停へ移動した。
天龍寺がある渡月橋の道路は、まだあまり混雑していないようで、観光客・車の数も少なかった。
バス停を探していると、後ろから清滝行のバスがすぐにやってきたため、バスに飛び乗った。
10分程で終点清滝に着いた。地図で見ると距離がありそうだったが意外にも近い。
 
愛宕山(愛宕神社)に向けて登山を開始した。
この登山道というよりも参道は50丁(看板は40丁)に分けられており、自分がどのくらいのペースで登っているのかがわかりやすくなっている。
最初は急坂だが、ゆっくりと坂が平坦になってきて歩きやすくなる。
ハイキング客しかいないのかと思っていたのだが、山を走る集団を何チームか見かけた。
看板を見ると「ダイトレ」と書いてある、山を走る競技なのだろう。
 
2時間程度で愛宕神社の境内に着いた。
見晴台はこの場所しかないようなので、多くの人が山頂での昼食タイムと化していた。
愛宕神社自体は、さらに石段を上り続けなければならない。
この石段がとてつもなく長く急で、一番堪えた。
ようやく見えてきた小さな社殿が愛宕神社のようである。
社殿はやはり小さく、少し拍子抜けしてしまった。元々山の頂上なので巨大な社殿が建つ訳はないが…。
 
神社にお参りをして、社殿を後にした。
(火伏せ・防火に霊験のある神社のようであるが、その時は全く知らなかった)
参道には、参拝登山1000日、3000日などという人の石碑が立っていた。
3000日などは、毎日登山しても軽く10年弱である。脅威である。
昼食を見晴らし台でした後、下山を開始した。
 
下山は同じコースは戻らず、月輪寺経由で降りることにした。
1時間程で月輪寺に到着した。山の中腹にある山寺である。
神社だけではなく、ここには寺を守る人が住んでいるようである。
しかし施設維持のためのお金がないようで、寄付をお願いが張り出されている。
それだけでも足りないようで、京都市にもお願いしているようである。
(できない場合には廃寺にするしかないとまで訴えている)
 
月輪寺から一時間程度で、登山口に到着した。
既に時刻は13:00を過ぎていたのだが、外国の人が登山道方向へ向かって歩いていくのに驚いた。
この時間から登り始めると間違いなく、下山時刻は夕方になってしまう。
そのような観光客が多いようで、登山口には「午後から登らないように」と立て看板があるくらいである。
 
バスで嵐山(渡月橋バス停)に戻ってみると、観光客で埋め尽くされた光景と変わっていた。
明らかに登山ウェアでは場違いなファッションである。
トロッコ嵯峨駅に戻ってみると、観光客で埋め尽くされていた。
トロッコも満席のようであり、別の便への変更も無理だろう。
1時間も駅で待つのも無駄なため、隣駅のトロッコ嵐山駅から乗ることにして、観光しながら移動することにした。
 
先ほどの渡月橋よりもさらに場違いなことになってしまった。
近道が嵯峨野の竹林経由であったため、カップルだらけである。
その中を登山ウェアの人間が歩いてしまったため、異様に場違いな事になってしまった。悪夢である。
20分程でトロッコ嵐山駅に着いたのだが、まだ時間が余っている。
 
駅前の小倉池のほとりに御髪神社の幟が立っている。よく見ると目の前なので行ってみることにした。
名前の通りに髪の毛の神社であった。
絵馬には「髪の毛が増えますように」といくつか見られた。寄付先には"リーブ21", "アートネーチャー"といった有名な会社が並んでいるのも異様である。
かなり珍しい穴場である。
 
トロッコ嵐山駅に戻ってみると、乗車時間間近となったようで改札が開いていた。
指定券に書かれた5号車は階段から一番遠い位置にあった。狭いホームにお客さんが多いため移動も大変である。
ようやく列車がやってきた。よく見ると自分が乗る車両は完全開放式のトロッコのようである。(※1)
既にその車両は全員座っているようで、私だけが途中駅から乗ることになったようである。
 
トロッコ列車が駅を発車した(16:07)。駅のすぐ隣はトンネルのため、窓で遮るものがない車両では単なる轟音が鳴り響く。
トンネル内で観光アナウンスされているのだが、あまりの轟音のため聞き取りづらい。
保津峡近辺でトンネルの外を出るのだが、残念ながら川は反対側で見えない。
もう一度長いトンネルを抜けると、川が逆側に移動しておりようやく川を眺めることができた。
川では川下りの人たちが優雅に下っていた。またラフティング用のボートも眺めることができた。
トロッコ亀岡まで約20分という短い時間なのだが、意外と楽しむことができた。
 
トロッコ亀岡駅手前では、「くじけないで東日本」という幟が立っていた。(※2)
くじけないで? 東北ならばまだ理解できるのだが、東日本とは?
応援メッセージとしては理解できるのだが、
どうしてもメッセージとしても何かしら微妙なズレを感じてしまって仕方なかった。
これが震災に対する関西での認識に対する数々の違和感の発端となった。
 
このまますぐに京都市内に帰ってしまうのも勿体ないため、亀岡駅まで移動することにした。
しかし、駅前には目立った観光地がなく単なる無駄足となってしまった。
亀岡からは、”特急きのさき・まいづる”で京都駅へ移動(17:50)、その後はるかで新大阪へ移動(18:15)した。
新大阪にて宿へチェックインし、初日が終了した。
 
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旅行記:2011/04/29
写真:愛宕神社, 御髪神社, 篠町自治会のぼり
 
※1
5号車は「ザ・リッチ」と称する側板や床まで素通しとした「特別車」
指定券は前売りされず当日販売のみとなっている。
朝一で指定券を求めたため、運よくこの車両に乗れたようである。

※2
山本浜の鯉のぼりの中に掲示された、幟のメッセージ
亀岡市篠町自治会
http://hozugawa.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/516-100c.html
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