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2026年07月30日20:59

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アニメ話・攻殻機動隊

●攻殻機動隊・4話。人身売買・臓器売買という概念を拡張するとしたらあとは人格売買でありそうなりゃヤクザや悪辣企業はこのくらいやるやろという、あくらつはんざいネタ。この話と択捉の舞台を合成してイノセンスをひねり出したのも割とすごいな…。ともあれいかにも犯罪捜査っぽい流れのこの辺、ハネッカエリのニュービーなトグサとテメエの仕事の流儀を乱されるのが気に入らないベテランバトー、という刑事モノ序盤のお約束なんだなと再認識する。上記のようなすげえ重たいネタをジェイムスン型社長のヘッポコ敗北でオチ付けるという、価値観なんてもんは絶対的に相対的だぜというシロマサ的なモチーフもまたよろしい。

散発的感想。 ・トノダ大佐んとこのロボねーちゃん、あの煽情的なカッコで家の前の掃き掃除してんのがなんというか、彼の「現状」を見せてんなってとこで面白い補完だと思う。あと補完で言うなら、反乱を起こした子供たちに「お前ら罪を犯したの判ってんのか」と言いつつも、多少なりとも子供への目線を持つように演出を加えてあるバトーはアリやなと思った。この辺、原作漫画の割り切りはちょっとドライだもんね。

 ・鉄砲玉ヤクザへの「歯医者」拷問、ホンマにあんのか知らんけどアニメ化で「あっこれマジイヤですぅ」って絵面になったのは良かったですね。良かったのかどうか判んねっす。あとこいつが「大戦中」に行ってたとされるのがホラーサーンとバルーチスターン、これも原作読んだ当時調べてなるほど…って思いました。いろんな意味で。日本語読みでホラサン(ホラーサーン)だけど、ラテンアルファベット(ローマ字)だと語頭がKなのね。ハザールとカザールみたいに、h音とk音は近接した子音なんだなって再認識しますね。どうでもいいっすね。

 ・トノダ大佐に緒方賢一、好々爺だが含みのあるジジイとしてピッタリフィットのキャスティング。神山攻殻で故たてかべ和也をキャストした、あの意外性には勝てんけどそりゃしょうがない。しかしまあ…「現役時代は軍でブイブイ言わせてた切れ者が今や俗物に」というキャラ設定でこの現状デザイン。原作漫画見てた時から思ってたけど、かつての強キャラぶりが毛ほども感じられないのんきおやじ造形をチョイスしてんのがすげえ印象的。でも実際の人間ってそういうもんなんだろうなって心当たり、誰しもあるって機微が上手いよね。

 ・箱の社長が江原正士。海に落っこちるときの「っあはああ!!」が絶品。こういう演技はホント、経験と技量の賜物である。んで検査部長が青山穣、気弱だけど善人でもない社畜…すげえ得意分野っぽい。

 ・「ジェイムスン型」ってカテゴリがこの世界でも生き残ってる設定なのはなんかほっこりする。

 ・前半の区切りが検査部長の狙撃死っての、ゴアオシャレでかっちょいい。

 ・エンドカードに西尾鉄也、流石に絵が上手すぎるっていうかこういう二昔前の絵柄でもキッチリ描きよんなあ…。
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