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2026年03月30日14:22

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膝擦りはやめましょう

バイクレーサーや峠の走り屋では当たり前になっている、膝を擦ってコーナーを走るのはやめましょう。

理由はメリットよりリスクのほうが大きいからです。
膝すりのメリットは、バンク角の深さが測れる事ですが、膝でバンク角を測るよりタイヤのグリップの限界を感覚的に感じる事のほうが大事です。

リスクは、大きな怪我に繋がる事があるからです。
有名なのは、現役JSB1000のレーサーで元全日本GP250のチャンピオンの関口太郎選手が、世界GPに参戦中の2005年にゼブラに膝を引っ掛けて大怪我をしています。

バリバリマシン世代の私は10代の時に、膝を擦るのがカッコイイという価値観で膝を擦りまくっていましたが、20代のある時に速く走るのに関係ないと気付いてからは、リスクも考えてやめました。

同時にカブみたいなバイクでステップを擦りまくって、ステップを尖らせてドヤ顔していましたが、それも同じ理由で卒業しました。
ステップが路面のギャップに引っ掛かって転倒する事もあります。

高校生の時に新聞配達のバイトをしていたのですが、ステップを擦って火花を散らせて喜んでいたのですが、ギャップに引っ掛かかって転倒して交差点で200部ほどの新聞をばら撒いて通行止めにしてしまった事があります。

当時の膝すりは、タイヤのグリップが今より低かったので、膝擦りする為には荷重とステアリングを余り有効に使わない走り方で、バンク角を深くする必要がありました。(荷重とステアリングを速く走るのと逆に使うと、バンク角を深く出来ます)
今のタイヤは、そうしなくても膝すり出来るバンク角に出来ますが、速く走る為には荷重をしっかり掛けてステアリングを順操舵に使ってスリップアングルも引き出したほうが良いですから、膝を擦らなくても速く走る事は可能です。

今迄この事を書かなかったのは、レーサーは全員膝擦りしているので、それを否定するのには勇気が必要だったからです。
でも、レーサーもどうしてもバンク角が深くなって膝が当たってしまうコーナーではしょうがないですが、それ以外では膝を引っ込めて走って地面に当たらないように走ったほうが速く走る為にも安全上も良いと思います。(膝を擦らずにタイヤのグリップに集中したほうが速く走れると思います。今迄タイヤのグリップと膝にいっていた神経を、膝を擦らない事によりタイヤのグリップに集中させるという事です)
例外なのは、フロントが滑った時に膝でバンク角を戻すテクニックがありますが、この時は使うべきでしょう。

峠の走り屋レベルであれば、荷重とステアリングをしっかり使っていれば、ハイグリップタイヤを履いていてもバンク角を45度くらいに抑えられますから、ハングオフでも膝を擦らない事は可能です。
峠ではバンク角があるバイクでは、ハングオフを使う必要ないと個人的には思っています。
バンク角がないバイクの場合は、ステップ、ブーツ、クランクケース、マフラー等が接地してしまい危ないので、リーンイン、ハングオフ、ハングオンを使いましょう。(ハングオフ、ハングオンでもなるべく膝を擦らない方が良いです)

最近のモトジムカーナでは膝をする人が増えましたが、コーナーリング速度は膝を擦らないリーンウィズやリーンアウトで曲がっているライダーと全く変わらないので、バンク角があるバイクであれば、スーパーコルサ等のハイグリップタイヤでも膝擦りやハングオフは必要ない事がわかります。

魅せるドリフトやウイリーやストッピーと同じで、パフォーマンスや自己満足で膝擦りをやるのは有りだとは思います。
でも常時やるのは、いつか大怪我するリスクがあるので避けたほうが良いでしょう。

将来モトGPで膝も肘も擦らないほうが速いと主張する世界チャンピオンが出現したら、世の中が変わるでしょう。
タイヤも状況によって、フロントタイヤのグリップに意識を集中させたほうが良い場合と、リアタイヤに意識を集中させた方が良い場合があるのと同じように、膝を擦るのは無駄と主張する世界チャンピオンがいつか出て来ると思います。
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