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2025年10月01日19:22

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【記録】二千六百八十六年(令和七年)九月に読んだ本

大冊が多かったので、冊数は伸びなかったが頁数は大体いつも通り。古典もたまにはいいもんだ。

2025年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1929ページ
ナイス数:14ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2025/9
■SFマガジン 2025年 10 月号 [雑誌]
SFを創作する際に、ミステリー仕立てであったりホラーの範疇であったりと云うのは、受け手としては敢えて意識する事ではない。SFであるかどうかを別にしてホラーはホラーとしてあるけれど、境界は曖昧だ。ホラーだけだと話の辻褄が合わない妄想を垂れ流してるだけになってしまい勝ちだ。思えばドラマの『仮面ライダー』の最初の本郷猛編はホラーだった。ところでBLの事を書いている二人は、力んでいると云うか、焦りと云うか、かなり強弁的だな。私(だけの)この感覚をわかってくれ! と叫んでいる。
読了日:09月30日 著者:
https://bookmeter.com/books/22835612

■南洋標本館 [Kindke]
戦争に翻弄された二人の植物学者の人生を描く物語。科学への情熱が支えた生き様と云う主題は「空想[科学]小説」と云っていいだろう。戦争が生んだ状況だからこそ出会った主人公たち二人、戦争によって多くを失いつつも学業を続けた姿は魅力がある。舞台となる時代が同じで、場所は違うが上田早夕里の作品と共通するものを読み取った。それと、戦時下の状況を含めて林譲治氏に解説を書いて貰いたかったな。
読了日:09月26日 著者:葉山 博子
https://bookmeter.com/books/22796348

■鎌倉ものがたり・推理編 怪盗鎌倉ルパン (アクションコミックス)
鎌倉の町で色々なことが起こる。魔界と繋がっている事情もあって不都合もあるし、外の世界や過去とも繋がっている。人間同士で殺し合う事もあるし、魔界との関わりで不幸な事態にもなる。それでも一色夫妻は日々を過ごしている。不可思議な事件を他のしだり、憂いたり、推理したり。ところでキンばあやは人間界の者なのか、魔界の者なのか? そんな人も普通にいるのが鎌倉なのだな。
読了日:09月15日 著者:西岸良平
https://bookmeter.com/books/22795494

■破壊された遊園地のエスキース (anon press) [Kindke]
全体を通じて、情報工学や量子力学の理論を基に妄想を拡げ、独自の詩文的世界を構築して記述された散文の積み重ね。非常に独特な概念と造語で綴られていて、文章から立上る情景がシュールだ。これもSFの一つの手法だろう。やっぱり『異常論文』で世に出た作家はひと味違うな。
読了日:09月14日 著者:青島もうじき
https://bookmeter.com/books/20970764

■竹取物語 [Kindke]
竹取翁は名を「讃岐の造麻呂」と云うのか。かぐや姫は「嫋竹の赫映姫」と名付けられたのか。知っている様で知らない事ってあるよな。子供向けのお伽話として読んではいても、そう云う所は省かれているんだね。最後に富士山の事が書かれているのは、高校生の時に富士山の四方山話を調べて知っていたんだけど。原典に当たることは重要四だな。
読了日:09月09日 著者:和田 万吉
https://bookmeter.com/books/6097434

■神のいない世界の歩き方 「科学的思考」入門 (ハヤカワ文庫NF) [Kindke]
カール・セーガンが亡くなった後、真に肯ける論理を展開できると信頼するのがリチャード・ドーキンスだ。徹底的な無神論は、真実を明らかにするために必須だ。広島・長崎に原爆を落とした爆撃機は出撃前に神父や牧師の祝福を受けたという。宗教なんてそんなもだ。真に科学的知見を求めるなら、まず信仰を捨てる事だな。本書は若者向けだと云う事だが、老境に入った者が読んでも参考になる。人生の指標となる啓蒙書だ。
読了日:09月08日 著者:リチャード ドーキンス
https://bookmeter.com/books/19922075

■風になるにはまだ (創元日本SF叢書) [Kindke]
人格を電子情報にする設定は、古くは『惑星シリーズ』や『百億の昼と―』や『不確定世界の―』でも扱われているし、ここ四半世紀は『優しい煉獄』やイーガンの一連の作品がある。本作は、そこに詩的な描写で移行者の内面に焦点を当てた物語となっている。実現はまだ遠い技術なだけに、理想像や想定される問題点は視点によって様々に捻り出せる。仮想世界への移行の条件が不確かな場合も含めて、技術的な問題よりも、移行者の内面と、残された者の思いが描かれる。一つの波紋と云っていいのだろう。描写の美しさが楽しめる。
読了日:09月01日 著者:笹原 千波
https://bookmeter.com/books/22826406


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