●夢を見る。高校というか大学というか、そんな教室に居てだらだらしている。いつの間にか教室内には学生が数人しか居なくなっている。次の授業が選択科目でそれぞれ別の教室に移動しているようだ。古臭い木造教室に不釣り合いな教室正面のホワイトボードに選択科目と教室が10項目ほど書いてあり、数学Iだの代数IVだの華道だのとある。自分はどこに行けばいいのかよく判らない上に、予習や宿題などの準備もしてきてないのでなかなか気が重い。記憶を探るとどうも「数学I」あたりを選択している気がするが、今から行ってもちんぷんかんぷんだろうし、もうさぼっちゃおうかなと思い始める。
そこに「さあ行くぞ」と促してくる学生が現れる。同じ選択科目の友人らしい。中学時代の別に仲が良かったでもない同級生、高校時代の部活のあまり知らない同級生、今の職場で普通に会話してる同僚、辺りが合成された感じの人物。誘ってくれるんならありがたい、とついて行こうとするが、授業となると流石に筆記用具は要るよな…と机の中を探そうとすると目の前に机が無く、自分の机がどこに行ったか判らない。あちこち探すが、どの机も割ときれいに使ってあり、確か自分の机は中にガンプラとか突っ込んであったりしてたはずで、どんどん恥ずかしく、気分が落ち込んでくる。廊下に出して並べてある机からやっと自分のを見つけ、筆箱を取り出す。なんか派手にアニメキャラが書いてある紙箱みたいなものでこれも恥ずかしい。そこに先刻の友人が来て「お前なにもたもたしてんだ早く行こう」と急かし、歩き出すので彼について行く。
別教室までのルートは入り組んで増築を繰り返したような構造で迷いやすい。様々な服装の学生らしき人々で混雑しているのはどうやら学園祭があるからのようだ。ふとノートを持っていないのに気づいてまたちょっと落ち込む。しばらく行った先の廊下と階段の分岐点に売店があり、横幅奥行き一間くらいの簡易店舗にびっしりと商品が並んでいる。片隅に古いノートを見つけ、これでいいやと人ごみかき分けて店主の婆さんに所望する。何かやりとりをしてノートを手に入れたとこで、気付かず先行していた友人が戻ってきて「お前ほんと何やってんだよ」と立腹して怒鳴ってくる。いや本当にごめん、悪かったと謝るその横を、パンツ一丁で体全体に金粉を塗った男が妙なポーズで数人に運ばれてゆく。禿頭にはろうそくかバーナーがくっ付いてて火を吹いている。これも学園祭の何からしい。あまりのバカバカしさに友人もつい吹いてしまい、毒気を抜かれてまあいいやとなる。ヘンな金粉兄ちゃんに感謝しつつ、ホッとして友人について行く。
ドアを出て建造物外部に出る。先刻の金粉兄さんは頭から火吹いてたけど、あれ危なくないんかなと友人と雑談する。外部の廊下というか歩道から下を見ると数m下に田舎っぽい小川があり、あそこに水があるから大丈夫じゃないかしら、いやあそこまで転がり落ちるのそれはそれで結構危ないぞ、とか話す。途中の空き地にこれも学園祭の一環らしきオブジェが置いてある。人の背丈よりちょっと低いくらいの、ストIIのベガの胸像。つまりそこそこでかい。特定の角度から見るとベガだが、別の角度からだとものすごく歪んだ立体になるという仕掛けである。特にその眼のところが恐ろしく歪んでいて、歩いて別角度からのそれを見て思わず「こっわ!」と口にする。友人は「何のことだよ…こっわ!」と同様にビビっているのが面白い。そこで目が覚める。
●何かやるべきことがあるのにその準備をしていなくて不安になる、という現実の状況にパラレルなモチーフの夢だと思う。このパターンでよくある夢は「体操の授業に体操服がない」というもので、今回のような設定は割と珍しい。なので上記の筆箱を探している辺りでは「体操服じゃないからまだマシだな…」という感覚があった。夢の中で過去の別の夢を認識しているのはちょっと面白い。
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