何年か前に小椋藍のインタビュー記事を読んだ時に、日本人とヨーロッパライダーの一番の違いは、バイクに乗って練習してる時間が違うと言っていました。
ヨーロッパでは、ミニバイクレースにGPライダーが参加しているのは普通の事だそうです。
ユーチューバーレーサーの全日本ST600のトップライダーの一人である長尾健吾選手は、おそらく同じ考えなのか小椋選手の影響なのか、よく50ccのレースに参戦しています。
これ面白いのが、全日本のトップライダーの一人なのに、ミニバイクのトップライダー達には歯が立ちません。
見ていて勝てない理由の一番は、マシンの完成度の違いと感じますが、ミニバイクレーサーの腕は全日本のトップライダーと比べて全く遜色ない事もわかります。
ミニバイクコースでの練習は、国際サーキットでの練習に比べて余りお金が掛からないですから、練習量を多くする事が出来るのが、その理由の一つでしょう。
バイクの練習って、峠やサーキットに行かなくても出来ます。
街中を道交法に則って走っても結構練習出来ます。
最も練習になるのは左折小回りです。
見ていて99%のライダーは左折小回りして走っていません。勿体無いなぁっと思います。
超小回りすれば、殆どのライダーの左折より遅い速度なので徐行違反で検挙される事はありません。
左折小回りは、峠のコーナーを走るより高い技術が要求されます。
私はバイクで20分で通勤出来るのですが、自分で練習コースを作って2〜3時間かけて通勤しています。朝練感覚です。
その練習コースの中で警察の取り締まりポイントがあってそこに白バイがよくいるのですが、長年その白バイ警察官の前で限界走行の左折小回りをしています。
その左折に入っていく時もフルブレーキです。出来る限り短時間で小回りさせて、フル加速で立ち上がっていきます。法定速度60キロの場所なので、こういう運転でも合法です。高速道路の入口なので歩行者も自転車もいません。
ここで転倒すれば安全運転義務違反になるのでしょうが、私はコーナーで39年スリップダウンの転倒をしていません。
もう41年間、入院中と免許取消中以外(免許取消中も乗っていましたが控えめでした)毎日欠かさずバイクと車の運転を練習しています。自分で言いますが結構なレベルの運転技術を持っています。(オフロードは未経験なので、オフロードライダーには勝てません)
ただし、高校1年生の時はよく転倒しました。
1年間で20回くらい転倒したと思います。
この頃は転ばないと上手くならないと思っていました。
17歳の時バリバリマシンという雑誌の中で、凄く上手そうに見えるライダーが一度も転倒した事がないと言っていたのを見て、考えを改めました。
転倒しなくても上手くなれるんだと。ならば転倒しないで上手くなる事を目指そうと思いました。
実際、転倒しなくても上手くなれます。
転倒しなければ上手くなれないと思っている人は考えを改めて下さい。
公道でもクローズドコースでも転倒する必要はありません。
前後ともに少しくらいタイヤが滑ってもバランスが取れれば転倒しません。
一気に滑らせなければ、滑ってもバランスを取るのは難しくありません。
滑る事を予見して、そのタイヤに意識を集中しておくのがポイントです。
人間の反応速度は、予見している時と予見していない時は大きく変わります。
予見していないと、バランスを回復する作業が遅れるので、間に合わないで転倒になってしまいます。
ただ長い時間バイクに乗れば良い訳ではありません。
動きを作る事が大事です。
よく直線で車の直後で車線の真ん中を走ってるライダーを見ますが、ああいう漫然運転は駄目です。
常に最も安全な位置に移動して下さい。(ちゃんとウインカーを3秒出してから動き始めてください)
その頻繁な移動もバイクを操る練習になるのです。(早い動きにしなくても)
後ろに何もいない時は、フルブレーキの練習をして下さい。皆、ブレーキの練習が少な過ぎます。
毎日のようにフルブレーキの練習をしていれば、ABSなんて必要ありません。
ABSが付いているとブレーキのタイヤの限界を超えた時のブレーキコントロールの練習が出来ません。
練習用にABSが付いていない古いバイクを持っておくと良いです。250ccでも十分練習になります。
モトGP最高峰のマシンは、市販車の250ccバイクと同じくらいの重量です。
1速での左折小回りからの加速は、250ccでもウイリーしそうなパワーを掛けられます。
フルブレーキの安定感もタイヤの細い250cc市販車の方がないので、十分練習になるのです。
モトGPライダーの小椋藍も、今だに250ccでも練習しています。
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