mixiユーザー(id:415360)

2024年01月24日19:17

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フレドリック・ブラウン『星人ゴーホーム』を読み終えた

古典SFの傑作だ。H.G.ウェルズの『宇宙戦争』よりも強烈に火星人の定義をしてしまった。これこそ火星人だ!
ウェルズの火星人は武力で攻めてきたが、この火星人は物理的な干渉を一切せずに地球人類を追い詰めた。嫌な奴らだ。
果して、この緑の小人は如何なる存在なのか? 異次元の存在なのか、太陽系外から来たのか。或いはルークが云う様に、彼の創造の産物なのか? あとがきで作者が明かしてくれるが、ますます混乱する。

火星人はこうでなくちゃな! ティム・バートンの『マーズ・アタック』を観て発した言葉の源泉はこの小説だった。
火星に纏わる誤解や執筆当時の最新知見が盛り込まれていると、再読して解るな。この先が大変だあ!

火星人ついてわかっっている事
・体色は緑色。
・異形ではあるが人体と似た形状。顔も目鼻口はある。
・背丈はかなり小さい。
・触れない。殴ろうとしてもすり抜けてしまう。器物を投げても同様。
・家具や建築物はすり抜けない。地球人の身体の上にも乗れる、重さを感じる事はなさそう。
・クイアと云う瞬間移動能力がある。
・強力な透視能力がある。
・言語の習得能力は高い。
・性格は悪いが、嘘の概念がないらしい。

段々火星人の行動の描写は薄くなる。地球人側の様々混乱の様相が凄い事になっている。軍事行動なぞなくても侵略は可能だな。殊に文化的・経済的打撃は痛い。
認識がいの事態に出会った時、人は精神均衡を失う。精神病理学的SFだな。

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