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2023年11月16日20:02

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『SFマガジン・二〇二三年一二月号』を読了した

特に特集はないが、『ソラリス』のコミック版はいい雰囲気を出している。
グレッグ・イーガンが久々に登場。数式は出ないし、トンデモ理論も大人しくディック的な世界認識を感じるが、やっぱりイーガンだった。
SFコンテストの受賞作は期待半分だが、まだまだ拙い気がする。全編出版されてからの評価だな。

『廃園の天使』は原初の蜘蛛王ランゴーニの描写が続く。青野の区画が重要性をもって再び語られるのを楽しみにしよう。
『マルドゥック・スクランブル』は訴訟の準備が進む。以前のポーカーのような描写になるかも知れない。
『戦闘妖精雪風』はFAFの人間達がジャムの正体について考察を深めていく。深井零は変わったな。どう展開するか楽しみ。
『ヴェルト』はまだまだ始動の段階。この先どうSFとして成り立ってくのか。もどかしい気持ちで読み続ける。
『母と皮膚』は未来の人類の性認識の様相だが、現代の社会の在り様とは飛躍がある気がする。
『八は凶数、死して九天』は予知能力と思われたものが、違う仕組みであると云う捻りがいい。歴史改変としても興味深かった。
『本性』は草上仁らしい、ちょっと皮肉な会話劇。最後の一行の捻りと云うか、当然の帰結と云うか。現実もそうなのかね。
『小角の城』は空海が国津神の歴史を思う。神仏習合の過程がそうだったのかと思わせる。渡来の神々も絡んで来るのか?

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