ARTとはバディものとも云える過去の絡みがあったが、利害が対立しつつ目的を一にする関係で再会した弊機。
捩れた友情が捻じれた行動を引きだす。
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弊機の性向がの実に語られる。人の形をして非なる者の精神性が、人間とどうズレるか。
まずは弊機に対して人間がどう処遇するかで反応が違う。一貫した態度を取りたいのに違ってしまう。殊にメンサー博士に対してズレが大きくなる。
メンサーの指名に拠って弊機はメンサーの娘のアメナが参加する調査隊で警備に当たる。調査隊の面々は弊機に対する思いが違う。
それぞれの対応に苦慮する弊機は自由度が高い。本来統制されるべき機械だが、事態は思わぬ展開を見せる。
想定外の事態はいつでも起こる。狙われて襲撃され、嵌められて囚われる弊機とアメナ。
拉致された先はあのARTの艦だがの存在は感じられない。艦内で未知の敵との戦闘が行われる。実は残虐なが弊機の醒めた語り口で何とも好い。
熾烈な攻防があって、はぐれた調査隊の仲間とも合流する。未知の存在が二群。
異星遺物などが絡みつつ、現況を解いて行く弊機。遂にARTを呼び起こす。実はARTが仕掛けた陰謀が横たわる。繰り広げられるのは陰険な漫才だなあ。
ARTに関すると弊機は饒舌で悪口ばかりを垂れ流す。ボットとAIとは思えない人間臭さだ。
ARTは非協力的でもなく調査隊は治療を受けつつ、事態の裏を聞き出そうとするが、ARTも陰謀を抱えていて難しい。
会話劇が冴える。
ARTが救おうとしている人間と弊機が守ろうとする人間は一致しない。そしてARTの背後にある者の意図は、プリザベーション連合とは相容れないのかも知れない。
その齟齬が、話をどう導くのか?
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世界をもう一度意識する描写。地球人類は太陽系を超えて広がり、開発や移民を重ねて来た。その中には失敗もあり、負の遺産もある。
そんな複雑な利害のなか、弊機はどう人間と対するのか。
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