解説に「心温まるブラックユーモア」と記されているが、そんなに黒くは感じなかった。そして、SFっぽいのは舞台になっている社会背景だけで、別段SF的なアイデアに根差しているわけではない。テクノロジーが幾分進んだ社会で異星人が絡むミステリーだな。核になった発想は、通訳のお仕事だ。
苦手だったマディソンとバディを組むリディア。真相に近付いているのか? これまでどんでん返しの連続だった。
警察とも対立が深まり、ロジア星系との外交問題の形が顕になった。
愈々核心に迫る。様々な陣営が絡み合い、警察組織もグルだった。
フィッツの残留思念は策略だったが、リディアはフィッツの脳に痕跡を見つけコンタクトする。
そして、テレパシー能力を失う。
警察はリディアに罪を被せようと画策する。マディソンの計らいでロジア大使館に保護された事に拠り、愈々真相に近付く。
そこには意外な人物が暗躍していた。伏線がしっかり効いている。
事件は解決し、リディアは能力を取り戻した。
フィッツへの追悼の文書を書き上げ、マディソンに専属通訳としてスカウトされる。リディアの明日はどっちだ!
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