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2019年08月02日16:13

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CBR250R MC41後期のインプレ

今、レンタルバイクでCBR250Rの後期を6日間借りています。
すでに販売終了していますから、今更このバイクのインプレを書く人もいないでしょうから、あえて書いてみます。

このバイク、前期型はCBR250Rの復活という事で、まぁまぁ売れたのですが、後期型はニンジャ250やYZF25の台頭で、あまり売れませんでした。
忍者とYZFは2気筒でパワーは5馬力以上うえなのが、CBR250R後期が売れなかった理由です。

ただし、このバイク、正直言って、かなり良いです。
昔の40〜45馬力の4気筒のCBRを知っている世代からすると、単気筒の27〜29馬力って???という感じで酷評されていたのですが、
乗ってみると、速くはないですが、公道を走る限り、必要十分なパワーで、そして、パワー以外の部分は、すごく良いです。
私は、かなり気にいりました。
現時点では、次買いたいバイクのナンバー1になりました。

何が良いかと言うと、まず、何と言っても乗りやすいです。
今まで乗ったバイクの中で一番乗りやすかったです。
それまでは、大人気のCBR250RRが最も乗りやすかったですが、総合的にCBR250Rのほうが乗りやすいです。

RRのほうは、サスが、そのままレースに参戦できるぐらい硬いです。
標準のセッティングでは、公道では硬くてギャップで跳ねてしまって不快だし、アクセルを開けられません。
フロントは一切調整できないので、リアのプリロードを一番弱くすれば、あまり不快なく公道を走れるようにはなります。ただし、フロントは、やはり硬いです。

一方、250Rのほうは、公道ではノーマルで究極の脚と言えるレベルの素晴らしいサスペションです。
フレームも250ccでは十分な剛性感で、まったく不満も不安もありません。
しいて言うならアルミフレーム等で軽量化して欲しかったですが、コストを考えると十分です。
250Rのサスペション+フレームは、公道の峠では、コーナーリング速度は250cc最速レベルの仕上がりと言えます。
RRより峠では良いです。(サーキットではRRのほうが良いです)
250Rは最高の峠マシンの1台と言えます。サーキットでもRRには負けますが、不安なく十分走れるレベルの足になっています。フルサーキットを全開で走る事も可能な脚です。ホンダはHRCで保安部品等を外したCBR250Rのレーサーを販売しています。

ハンドリングは、ニュートラルステアです。
オーバーステアのバイクに乗り慣れている人は、あまり曲がらないと思うかもしれません。
ブレ―キでフロント荷重にしたままコーナーに進入できるライダーにとっては、とても扱いやすいし、安定感のある良い脚です。
最近のバイクらしく、マスの集中化と低重心化してあって、4輪で言うならミッドシップカーのように曲がりやすいです。
単気筒なので軽さも感じ、軽快感があります。

250Rは普通に街中を走っていても、すごく乗りやすいです。
まず発進がスムーズです。
発進時のクラッチミートがすごくラクです。
パワーがありすぎても、なさすぎても、発進では気を使いますが、250Rは今まで乗ったバイクの中で一番発進がラクでした。
ものすごくスムーズに自然に発進時クラッチをつなぐ事ができ、アクセルをガバって開けても、パワーがありすぎないので、フロントアップする事もありません。エンストに気を使わないといけないほど低速トルクがないという事もありません。

シフトアップも、シフトダウンも、ニュートラルに入れるギア操作も、たいへんスムーズに出来ます。
クラッチの容量も、サスぺションも、フレームも、タイヤサイズも、すべてがエンジンパワーに対してややオーバースペックで余裕があります。
それが、乗りやすさや高級感や安定感に繋がっています。

このバイク、形はSSですが、ツアラーだと思いました。
やや前傾姿勢ですが、疲れない自然なポジションをとれるので、長距離ツーリングも可能です。
リアに大型トップボックスを付ける事も可能です。
幹線道路や高速道路で、流れている車を追い越すのは簡単です。
ビッグバイクや昔のマルチ45馬力のような、胸のすく加速は出来ませんが、まったく怖さを感じない速さで安全にスムーズに追越せます。
追越は、速すぎても遅すぎても危険ですが、最も安全な速度差で自然に追い越す事ができます。
最高速は160キロぐらいです。100〜120キロで流れている4輪車を普通にスムーズに追い越せます。(高速道路時の追越は5速がお勧め)

ブレーキも大変良いです。
近年のバイクは、あえて後輪があまり効かなくセッティングされているのが多かったですが、CBR250Rは、後輪も自然に使えるレベルでよく効きます。
この前後のバランスが素晴らしいです。
後輪を積極的に使うタイプのライダーにとっては、すごく扱いやすいし、制動距離を短くできます。

タンデムもSSの形をしているのに、やりやすいです。
後ろに乗った妻も、乗り心地が良いと気にいっていました。
サスがほどよい硬さで、タンデムのブレーキング時でも、あまりノーズダイブしないので、怖さを感じないし、不快感もないと言っていました。

細かいところだと、ミラーの後方視認が良いし、ステップも低すぎず、バンク角は浅いほうではないので、公道峠レベルであれば、バックステップにしなくても良いと思います。
サーキットではバンク角が足りないと感じると思うので、バックステップにしたほうが良いです。
足付きは良いほうだと思います。前期型は普通でしたが、シート形状を変えた事により良くなりました。シートの生地も滑りにくいのに変更になっています。

何と言っても燃費が良いです。
原付2種かというくらい燃費が良いです。
かなり回す人でもリッター25は走りそうです。
エコ運転する人だとリッター40走るそうです。
これは、SSの形をしたカブですよ。

直線での速さや、サーキットでのタイムを求める人は、ぜったいにRRのほうが良いですが、
直線を馬鹿みたいに飛ばさないし、サーキットでのタイムとか関係ないしという人であれば、RRより250Rのほうが良いです。
レンタルで忍者250を借りた事ありますが、エンジンパワー以外は、CBR250Rのほうが良いです。(多くの人にとってエンジンパワーのスペックは重要なので、忍者のほうが売れました)
YZF25は乗った事ないですが、現行モデルであれば、これもエンジンパワー以外はCBR250Rのほうが良いと思います。ただし、今度マイナーチェンジで出るのは、かなり良い脚になっているみたいなので、そちらのほうが良いかもしれません。

バイクの楽しさに、乗りやすさって重要だと思います。快適に速めのペースで走りたい人、峠とツーリングが使用目的のメインの人には、かなりお勧めな1台です。
前期はホンダの世界戦略車として開発されたので、どこの国の人にも満足して貰えるような総合力の高さを感じたバイクでした。
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