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2019年05月27日12:42

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サスペションチューンの話

私がバイク・車を乗り始めた35年前、昭和50年代のバイク・車のサスペションは、それはもう酷いものでした。
日本の車・バイクは、バブルだった昭和60年頃から平成始めごろに、急速に良くなりました。

私が乗っているAE86という車は、コーナーが速いイメージがありますが、昭和58年発売の車なので、ノーマルだと、酷いサスペションです。
もともと日本は、道路の路面状態が悪かったので、悪路での乗り心地を確保するために、昭和50年代までの車・バイクは、サスペションが非常に柔らかく、フニャフニャでした。
ハイペースで走るのは、危険と言えるレベルでした。

私のAE86はスプリングが一番硬いGTVというグレードのものですが、それでも、フロント1.8キロ、リア2.2キロとかでした。
それから7回くらいサス交換をして、現在は、フロント8キロ、リア4.3キロの仕様になっています。
これでも、乗り心地重視のセッティングなので、いかに当時のサスが柔らかかったかわかると思います。レースでは10キロ以上のレートが普通です。

現代の車やバイクのサスペションは、欧米と比べても遜色ないレベルに良くなりましたが、それでも割りとハイペースで走りたい人は、いじったほうが見違えるくらい良くなるので、お勧めです。

車の場合は、特にコーナリング速度が、まったく別物になります。
4輪の場合、サスが柔らかいとコーナーで外側にロールしますが、これによって内側のタイヤのグリップが有効に使えなくなるので、コーナーリング速度が遅くなります。
サスを固めると、まったく次元の違うコーナーリング速度が可能になります。これは、スポーツタイプも含めて、ほとんどの車に当てはまります。例外は、純粋なスポーツカーで、最初からサーキットを走れるくらいの固いサスが着いている場合のみです。

バイクはサスを固めると、特にブレーキ性能が別次元に良くなります
サスが固いと、急制動で前のめりになりづらいので、後輪のタイヤのグリップがより有効に使えるようになります。
サスが柔らかいと、サスが沈んでトラクションが強くかかるまでのタイムロスが大きいですが、固いサスは、すぐにブレーキが効く感じになります。
フロントブレーキしか使わないという人は、もったいないので、リアブレーキも使うようにしましょう。

サスチューンやサスセッティングは、難しいイメージがあると思いますので、なるべく簡単に方向性の説明をしたいと思います。

サスペションは、スプリングと、オイルやガスのダンパーの組み合わせで作られている事が普通ですが、まずはスプリングレートから考えます。
サーキットでは、路面状態も良いし、速さだけ考えれば良いので、かなり固くできますが、
公道を走る車両は、ある程度の乗り心地がないと辛いですし、路面状態が悪いと跳ねるので、かえって遅くなります。

私の場合は、スプリングは、公道の直線で不快のないギリギリの固さにします。
跳ねてアクセルが開けられない事が、ほとんどないレベルにします。
ダンパーに減衰調整がついている場合は、一番弱い状態で確認します。
ダンパーがほとんどきいてなくても、走行に問題のない事が理想です。
ダンパーは、数年、数万キロでヘタってきてしまうものですから、ヘタっても安全な走行が大丈夫なレベルのスプリングにします。
減衰調整や車高の調整が出来るものが理想です。

車高は、まずは外見で好みの車高にします。
それから、自分の好みのステアリング特性にするために車高の調整をします。
私の場合は、ニュートラルステアになるようにします。
一般的には、弱オーバーステアにしたほうが楽しいと感じる脚になると思います。
サーキットを人より速く走りたい人は、弱アンダーにすると良いです。
前下がりにするとオーバーステア、逆がアンダーステアの方向になります。
調整はミリ単位になります。5ミリも変えると別物です。

減衰調整は、まずは両極端から確認します。
一番固いところと一番柔らかいところを確認して、そのどちらかにします。
次に、その中間と比較します。
この手順で、つめていきます。

サスペションの調整で好みの脚に出来ない場合は、タイヤの選択で調整します。
タイヤは、前後違う銘柄で基本的に問題ないです。特にバイクは、同じ銘柄でもフロント用とリア用では、設計が違い、実は別のタイヤです。
ただし、前後のタイヤのグリップが、あまりにも違うと危険な脚になってしまうので、それはお勧めしません。

あまり脚にこだわりがなく、乗り心地が良ければいいという人は、現代の車・バイクであれば、特に弄る必要はないと思います。
現代の車両はスプリングも、あまりヘタらないので、ダンパーがへたったらオーバーホール、オイル交換等をすれば良いでしょう。それだけでも、見違えて良くなるので、それは必ずやったほうが良いです。



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