夢を叶えたいなら、努力をしてはだめである。周りからみるとすごい努力しているようにみえても、本人は夢中で毎日夢に向かって前進し続けているだけなのだから。誰かに頼まれたわけでも、奉仕しているわけでもなく、憧れや未来の自分に向かって近づいている。だから、障害も苦にならない。たとえば、遠距離恋愛を思い浮かべればわかりやすいだろう。距離という障害は恋が盛り上がる要素にすらなる。
今の自分に不満をもっていて、未来のよい自分を想像できない人もいるだろう。そんなときは、レモンを思い出してほしい。みずみずしいレモンを一個思い浮かべる。それを手でつかみ、皮ごとがぶりとかじる。どうだろう? 口の中が酸っぱくなって唾液がでたのではないだろうか。これこそがイメージの力である。レモンと同様に、「なりたい自分」もリアルにイメージすることで、心に活力を与えてくれる。
このイメージの力は、潜在意識の力でもある。夢をイメージすると、その時点で潜在意識が働きだす。たとえば、ダイエットするときに、今の自分が太ったままだとしても、イメージする憧れの自分こそが、新しいセルフイメージとして潜在意識が働いてくれる。ここで重要なのは、潜在意識は現実とイメージを区別しないことである。「痩せて綺麗なった自分」というイメージさえもっていれば、それを受け取った潜在意識が、イメージに合うような行動を促してくれる。
イメージしろ! という言葉は頻繁に使われるし、目新しいものではない。けれども、その力を真に知っているものは意外と少ない。それどころか、いつの間にか「悪いイメージ」にがんじがらめになってしまって、二進も三進もいかなくなっている人もいるのではないだろうか。そのときは、レモンを思い出してほしい。レモンの味を感じながら、イメージしてみよう。イメージしやすいはずである。味覚が加わったからだ。慣れてきたら、五感でイメージできるようになる。強固となったイメージは、ゆるぎない自信を与えてくれるだろう。潜在意識は現実とイメージを区別しない。
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