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2026年10月01日12:13

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アニメ話・レッツゴー怪奇組/正反対な君と僕

●レッツゴー怪奇組・最終話。本人から別れた「恐怖メチャ子」に乗っ取られた状態を見るなり「あいつじゃねえ!」と看破する主人公の理解が深い。そして彼はシュラ子からオバケが消えたと言われ、第一話とは違う理由…彼らを否定できないという理由でその消滅を拒絶する。そりゃドッペルも「こいつの精神構造どうなってんだい…」くらいは思うよな。それくらい、この男には「知己」であること、知ってしまったことへの責任感がある。

恐怖メチャ子への挑戦、やっぱ今までの登場キャラが勢ぞろいで立ち向かうってのはいいラストバトルだねえ。奴さんはどんな対策も恐怖の前には無意味だと言い、取り込んだ怪異たちの姿が垣間見えるのが律儀だが、中空軽量プロペラシャフトはなんか…それは…恐怖に寄与してない気がします。あとアニメで出てこなかったろくろとか顔面穴あきのっぺらぼうとかも居てんのはサービスか…アバンのこっくりさんとかもそうだけど、これはこれで寂しい。

勝負のカギが尿意ってのがまずおかしいが、いいや。「オバケの恐怖とは忘れられること」と気づき、じゃ忘れられないように努力しろと主人公に言われてからの最終回にふさわしいチュー攻撃のメチャ子で円満解決。これに「まあ…頑張ったんじゃねえの」と返せる主人公も傑物ではある。考えてみりゃ大状況の危機を主人公たちのラブラブが解決するという、セカイ系に当たるんですかねこれ。まあオバケとその脅威が人間に帰結するから順当とも言えるんですが。

エピローグに数年後のタイムリープ。ボウズとメガネも友人やってんの付き合いがいいな。そしてメチャ子に再会し、しかしドラマチックにはならない。「…で、どうなるんだ」「どうしたらいいと思う?」でメチャ子にマフラーかけて「また一緒に考えるか」でシメ。いいコメディである。

●いろいろ。 ・ゆきんこのスケベ台詞、性交渉しませんかの代わりにレモンティしませんか、は本作の古臭さにも合ったいい手加減だと思いました。若いヤツは判んないだろうなこれ。俺もたまたま世代的に知ってるだけだからな…。
 ・最後に夕日をバックに勢ぞろいの絵は原作漫画の最終話のオマケカットであり、これ絶対アニメ最終回でもやるよな…やってほしいな…と思ってたのですごくありがたい。その上で「来週からの番組はこちら!」という昭和アニメっぽいネタもぶっこんできて言うことがない。愛されてんなあ…。ちなみにあのカット、何となくドカベンかなと思ってたら巨人の星のパロだそうで。次回へのツナギネタもそういうことか。
 ・フルアーマー主人公/シン・悪霊くん登場でアイキャッチ、これガオガイガーみたいだな…って検索したらロゴから色からマジでガオガイガーだった。メチャ子(とニセメチャ子)じゃないが、…どゆこと? あの田中公平のアタックがないのが不思議なくらいですよ。
 ・しかし小清水亜美、流石の芸歴というか力量というか、乗っ取ったメチャ子の様々な様相を的確に演じ分けてて凄みがある。このアニメやっぱサブも含めて声優の扱いがうまい…日笠も釘宮も生き生きとした演技で楽しかった。緒方様は多分困惑されてると思いますが。

●総評として、まずなんでこの原作をこんな上質なアニメ化にしようと押し通せたのかというのがかなり怪奇であり、単純にありがたすぎる。監督がたまたま見かけて天啓を受けたそうだけど、いやあ…世の中いろいろあるんですね…。そもそもベテラン演出家の初監督作がこれで良かったのか。これとか良かったとか多方面に失礼なこと言うな。総合的に文句の出ないくらい素晴らしいマッチングだったと思います。

原作付きアニメ見るとどっか引っかかりがあったりして一旦思考が止まることとかままあったりもするが、このアニメに関してはそういうのがほぼ無かった。それは原作からの翻案というだけではなく、全体として「何を提示しているか」がするすると腑に落ちるような、そういう自然さを意図して作ってあると思った。無論ゴツゴツ引っかかるようなディレクションもアリアリのアリなんだけど、本作にあってはこれがベストであり、相当気を使って作ってんなあと感じました。

うんそしてやっぱどうしても見たい話が多すぎるので、2期をぜひ。おかわりのエピソードも加えたら1クールくらいにはなるでしょう。ならんかったら歴代の鬼太郎みたく別作品、不向きくんの話を改変してぶちこめ。なんなら番長TS話でもいいぞ。ダメか。じゃいいや。多分今季一番楽しかったです。

●正反対な君と僕・12話。距離置こう、つったらだいぶ気にはするよな。谷くん、だいぶ本人の中でぐるぐると解決できていない状態。鈴木さんも谷くんも、これからお付き合いの距離感を図っていくことだねえ。「自分のことだから」って事象、そのものを伝えること。それやっていいんだ、ってのがなかなか気付けないってことよね。絵に描いたような解決策が降ってくる可能性も無いではないが、少なくとも事態のシンプリファイはできる。たぶん。だからこそ、言おうよねってことだわ。

平と東はお前らもう…ほんまもう…なんかこう、いろいろひどい言葉かけてぶっ祝福してやりてェなあ。いいや、死んでしまえ。幸せに、なるかどうか判らんけど、これは創作なのでいくらでもシワワセになってしまえ。…これは鈴木谷のお二人さんも遠距離後もそうだけど。いろいろあるけどこの先みんないいことになってしまえ。という話。

雑感。 ・ガパチョは俺だったワケか…。なるほど…。おれ遍在するんか…。 ・相変わらずホンちゃん鋭い上に気が回りすぎるので、たぶん恋愛以外のジャンルで大物になる可能性がある。百年後辺りに令和の怪物とか言われているかもしれない。 ・適当にアニメ見てんのでこれで最終回? と一瞬思ってしまった。次回もあるんだ。
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