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2026年08月13日20:00

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アニメ話・攻殻機動隊

●攻殻機動隊・6話。6脚戦車大暴れ話ってことで、後続のシリーズでもいちいちいじられまくる象徴的な回。テロリスト・相馬氏は善悪グラデーションな本作においてもかなりワル寄りのお人で、単純な暴力(戦車)も脅威だし政府側の諜報機関巻き込む手管の悪辣さも高い。その割にあんましリメイクやリブートで相馬さん的な人が出てくること無いんだよね…。悪人キャラとして薄いんだろうか。9課/素子さんへの偏執的な攻撃性も判るなっていう過去をお持ちだが、まあ…これに関してはその上で逃がしちゃった少佐側が元凶とも言えるかなあ。あくまで主人公側の視点に立てばね。

暴力的存在としては相馬も少佐も度合いはそんなに変わらない、ってのを割とハッキリ描いた話でもある。相馬を殺し損ねたと回想する少佐のシーンで、原作よりももう少し…何というか、悪相に描かれているのはそれを強調する演出だろう。そしてその雰囲気は、少佐が視線をふと落とすことで霧消する。上記の相馬のことと関連付けるならば、少なくとも少佐にあっては薄い一面的な存在ではない、という表現でもありましょうが。

ラストでマガジン全弾を相馬のドタマにぶち込んで例のセリフを吐き、光と影の中に立つ少佐はかっちょいいけども、まあギリギリの勝利ではある。これ、たまたま1課の彼氏が居たから勝ちとなったってところもあるけど、実際はシンクタンクを同定したサイト―からの部長ムーブの功績が一番でかいんだよな。子供のように思っとるって言葉も伊達じゃないワケである。そりゃまあ1課長も車に轢かれるでしょうて。

この1課の「彼氏」、この話にしか出てこない上に特に深い裏がある描写もない、つまり単に「少佐はオトコもイケるんですよ」って舞台装置に過ぎないんだろうけど、だからこそスピンオフでいろいろ盛られてもいいんじゃないかなとは思うんすよね。曲がりなりにも政府機関の諜報員で少佐のお相手できる程度には有能なんだろうし。それとももうそういうのあるんかな?

「彼氏」に木内秀信。実直な善人も腹に一物の悪漢もイケるお人ってことで、初見の人にはいい感じの惑わし要素になるでしょうか。…実際に惑わされるかどうかという以上に、「そんな雰囲気が出せる俳優」をキャストするのが作法ってもんだしな。こういう作劇においてはな。うむうむ。 

●感想をランダムに。
 ・上で象徴的と書いたけど1課の重戦車のアクションはマジかっこいい、と言うよりはマジ怖い。彼我の差がけた違いというおっそろしい暴力さで、動きもそうだけど火器も機動音もぜんぶ怖い。でもデザインは竹内敦志の押井映画版が好きィ…。
 ・冒頭のソーマとサイバネ医師のシーン、原作読んだ感じだと「必要ねーよ先生…」のあと重戦車が医師の後ろに立ってるとこで「あ、ここで歌舞伎顔の先生ぶっ殺して逃げるんだな…?」って受け取ったんだけど、そういう感じには描写されてないのでアニメだとあの先生フツーに再登場できそうだな。
 ・パズだ! サイト―だ! ボーマだ! それぞれ声あった! そうか、この辺のサブキャラみんなちゃんと喋る話だったんだな今回。んでバトーさんはずっと車バラしてるだけ、という回。
 ・回想シーンのアームスーツの足跡、存外普通の人間っぽいな…。もうちょっとメカ怪獣足跡っぽいヘンテコさがあるかと思ったが。
 ・コンテ演出作画監督まで田中宏紀。八面六臂のご活躍である。あとエンドカードに森山洋。マッドハウスの重鎮作画マンというより最近はメガロボクスの監督でごっつ印象深かったなあ…。
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