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2026年07月18日22:05

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アニメ話・令和のダラさん/これ描いて死ね

●令和のダラさん・3話。最後のパートはちゃんとホラーしておる。今のご時世にてとても便利な擾乱役である動画配信者だが、今回の草生える…エル氏は見た目も言動も殊更あくらつな雰囲気も出してないのにやってることに倫理的な躊躇が無い、ってな造形がイマっぽいな。…手足が萎縮化した死体ののうみそに指突っ込んで適当なこと喋らせてる絵はなかなかエグ目の描写である。

そのあとに霊障を受けながらも真摯にお山の管理をするお母さんの絵を置いて対比とする。子供ならでは…というにはちょいと本人たちの才能が強いが(バカっぽさの)、お気楽な姉弟との対比もあり、ソレっぽい雰囲気出しながら霊感的な能力皆無な当代の巫女父子という対比もある。意図的なんかどうかは判らんが、そういうツライチではない、何らかの勾配があるってのが世の構造であり動的なキッカケになるんですよ、という話にも見えますね。知らんけど。

お祭りに繰り出す人間体のダラさんがなかなかイケお姉さんで、これ普通に人目引くだろうなと思った。あと過去シーンで獰悪なキャラをじめっじめに演じてる早見沙織さんが楽しそうでいいと思います。

●これ描いて死ね・3話。漫研三人目の正式加入、初っ端から顔見世されてた藤森さんその人。三人目でようやく「絵が描ける人」が加入するってのはなかなか攻めた構成だな。美術畑で絵の技量は充分で、諸星大二郎愛読してるようなら漫画への知識も一定以上ありましょう。問題はご家庭がだいぶとお厳しいとこだろうかねえ。藤森さんの控え目すぎるという性格設定は、このハードルを越えることを目標とされているんだろうな。

正式な活動開始をきっかけとして顧問たる手島先生の回想、悩んで苦しんで開き直って背水の陣敷いて、それでやっと佳作を得る。こっから漫画家としての人生がスタート…と単純になっていかないのは、今の彼女を知っている読者には自明であり、それが部員に言う「プロを目指すな」「これ描いて死ねって言うな」の言葉として出力される。

…一体に、フィクションとしての漫画なんてものは現実世界と違って公平世界を仮説しても問題ない、というか特にこのジャンルであればなおさら、ドラマチックな努力と経験あらばそれが報われるという構造になることが多いだろう。しかしそれは主人公/メインストーリーならばという条件付きであり、それを構築する為のサブ要素となるとそうもいかない。残念ながら先生は後者のカテゴリであり、描いて死んでしまった側の人であるのだろう。

ヤスミさんたちはどうなるんだろうね。是非とも描いて生き残って欲しいものだが、あるいは生死とは別のレイヤを見つけるのかな。どうかな。

創作の苦しみにもがく手島先生、うしとらやら寄生獣やらジョジョやらいちいち漫画ネタで苦しんでんのが…何というか、ほんとにこの人の世界には漫画しかなかったんだなって思った。今の先生が漫画の要素を全く捨ててんのもこの頃の過剰さの反動かしらねえ。
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