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2026年02月01日18:17

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【記録】二千六百八十六年(令和八年)一月に読んだ本

冊数が伸びてないけど、一万頁弱の『海野十三全集 決定版 全176作品』を合間に読み進めてるんだ。いつ読み終るんだか?

2026年1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1223ページ
ナイス数:17ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2026/1
■みずうみの満ちるまで [Kindke]
云ってしまえば、使い古されたアイデアを組み合わせただけなんだが、死に際する人々が様々な色彩を醸す描写は良い。全体的に色彩の描写が繊細だ。世界は壊れ、深く傷ついているが、誰も再生し救う道筋が見えていない。生命の保全についてのディストピアSFだ。ヘブンズガーデンの設立理念自体が終焉を目指している。そんな物語りもあり得るだろう。主人公が不幸である事、周囲の人間も誰一人幸福ではない事が主題だな。文章力はあるので、もっと奇抜な合でを練って、次作を出して欲しい。
読了日:01月29日 著者:土形 亜理
https://bookmeter.com/books/23181602

■鎌倉ものがたり・夫婦編 鎌倉の凧 (アクションコミックス)
鎌倉の町は、魔界と重なり合う様に存在している。たまには他の世界とも交わるらしい。魔界の影響で時間を跳躍したり、妻殺しと思ったら生き返ったり、立て籠もり版を取り押さえたり、死者との文通をしたり、無病息災を願ったら質の悪い風邪にかかったり、隠し子騒動が起きたり、でも、最後は魔界のサクラを鑑賞して家族円満だ。鎌倉は不思議な魅力のある町だ。
読了日:01月19日 著者:西岸良平
https://bookmeter.com/books/23049413

■大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢 (宝島社文庫) [Kindke]
江戸の風俗にも慣れてきた優佳。今回は科学捜査よりも現代の和錠職人の助けが大きかった。優佳が江戸時代で過してる間、現代では江戸で過した分の時間が経過しているのだろうか? 時の階段は直結だから任意の時空へと移動することはないのかな。今回は伝説の金蔵破りと寺院の主催する富籤に絡む不正に対峙したわけだが、寺社奉行方は大パニック。一癖も二癖もある人物が交錯しつつ、柔らかにSFしている。伝次郎との仲も含めて、次巻へ進もう。
読了日:01月14日 著者:山本巧次
https://bookmeter.com/books/14508743

■惑星語書店 [Kindke]
韓国SFの鬼才に拠る短編集。多くの作品は地球外の存在と人類の出会いから起こった事件を描いている。描かれるアイデアは既に書かれているものがあるが、新規な発想も目覚ましい。既存のアイデアでも、組み合わせの妙を感じる。まだ若手だが、この先韓国SFを牽引していく存在になるのだろ。次作が楽しみだ。殊に地球外の生物が蔓延する一連の話は恐怖を伴って胸に迫る。非日常的な事態を科学的に描くのがSFの真骨頂だ。正に王道の作品群だ。
読了日:01月06日 著者:キム チョヨプ
https://bookmeter.com/books/22700493

■では人類、ごきげんよう (創元日本SF叢書) [Kindke]
表題作を除いて除いて(いや、そうなのかも知れないが)、中華伝説の生物を下敷きにして綴られる作品群。雰囲気は多様で、何とも軽い調子の物から、陰惨とも云える結末の作品もある。丁度SFマガジンの特集が架空の生物だが、そこに収録されていてもいい傑作揃いだ。舞台となる社会も様々で、作者の懐の深さを感じる。しかも、エンジニアらしい言葉の選び方と中華古典的な描写の相俟った世界観が魅力的。更なる活躍を期待したい。
読了日:01月04日 著者:斧田 小夜
https://bookmeter.com/books/23083278


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