●東島丹三郎は仮面ライダーになりたい・8話。一葉さんは「こん中で誰が一番強いかトーナメント」すると言う。人の限界程度では勝てない蜘蛛男、怪人の存在を知ってまずやるのがそれかあ…。まあ一葉さんが「みんなで力を合わせて戦おう!」なんて言うようなイメージはないけどさ。
各自特訓してぐだぐだのトーナメント表を作成していざバトル。どうでしょうねえ、こっから通り一遍のバトルアニメになるとも思いにくいが…どういう物語的ギミックを仕掛けてくるか。順当なら東島と一葉が勝ち進んで決勝で当たるってとこだろうが、両者とも一回戦で負けるか?
その裏ではショッカー粛清の嵐。ショッカーの洗脳が解ける条件、そりゃこの世界なら愛だろうな…そしてその愛という概念は広く、また強いんだろう。ただしそれでも怪人には勝てないんだということを、蝙蝠男が示す。この辺、やっぱ見せ方が上手い。戦闘員の洗脳が解けるほどの思い入れでも勝てない粛清者、を越える戦闘能力を持つ裏切り戦闘員、を小虫の如く踏みつぶす蝙蝠男。うん、まだまだ怪人たちは主人公サイドと同じレイヤには居ないねえ。いつかそこまで登れるか、どうか。
●最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか・8話。スパイを仕込んだというパルミア教教皇・サルゴンの言葉。それっぽい人は一人思いつくけどフェイクかな、と思ったらそのまんま糸目エルフの人だった。しかし「鼠は複数居る」というギミックもあるし、つまり本丸のスパイを隠蔽するためのレッドへリングの類かもしれん。…教皇の名がサルゴンってのは面白くて、所謂ナーロッパ的なエセ欧風名じゃなくて、メソポタミア・アッカド王としての大名跡なんだよね。敵であることの部外性というか、違和感を出すのにいい感じなのかもしれない。
テレネッツァ嬢が満を持してパルミア教の聖女として登場。傲慢も卑怯っぽさも一通り出してから高笑いしつつ退場、というお手本のようなレギュラー敵キャラぶりでよろしい。現実世界からの転移者ということは示唆されていたが、経緯を見るといと高き神々の内輪もめ被害者って面もあってちょっとかわいそう。こういう同情的なバックボーン立てつけといて、なのにずっと敵だとおいしいなと思った。
悪徳教皇に青山穣、日和見貴族が上田燿司、ザコ中ボス女幹部の日笠陽子、イケメン時の神に福山潤。好き勝手キャスティングしておられる。こういうプログラムピクチャー的なサポートキャラの層の厚さってのはそのまま業界の豊饒さだと思うので、今後もかくあっていただきたい。
●シンデレラグレイ・6話。幕間、次回有馬記念までのつなぎというとちょっと失礼かな。ジャパンカップでの敗北を引きずっているオグリだが、引きずり方が「ぼーっとしてる」ってのはまあ、この時点ではその程度なんだな! という少々意地の悪い感想が出る。常に順風満帆ではないのは確かであり、またその本当の逆境がキャリア後半に来るのも確かであり、だからこそドラマチックではあるんだけどね。今回はまだ、その辺の話ではないけれど。
超一流のウマ娘が持つ「ZONE」という領域、言ってしまえば主人公のパワーアップイベントへの布石の話。その開眼へのプロセス通り一遍に判りやすいものではないってことで、とりあえず笠松時代の三バカプラスワンと会わせて「走ることの楽しさ」って糸口から攻略していくって流れ。いーなーって見ているベルノに「まだそっちに居てもいいんだ」と背中を押す六平トレーナーはいいんだけど、「まだ」という前提は付くんだね。そのうち「もう」そっちには行けなくなる、という可能性もある。それは飛躍であり開眼であり、過去の喜捨でもあるのだろうか。ま、その辺の苦悩はオグリさんが存分にやってくれるとは思いますが。
それにしても北原の存在が軽いんだか重いんだか。当然彼にもちゃんとドラマやエピソードは盛ってくるんではあろうけど、何でしょうね…あまりに近しすぎるんだろうかなあ。…あと、この練習会の流れで目隠しって要ったかしら? 要るんだろうな。多分。
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