●ラザロ・8話。クリスさん担当回、前回クリス…クリフハンガーでどうなったかなと思ったらシーランド公国みたいな海上石油リグに拉致状態か。それ聞いてラザロご一統が彼女をノータイムで救出に向かうと言明する、こういう身内の結束ってのは逆説的にはぐれもの部隊らしい。
通底モチーフの一つが「裏切り」で、クリスはかつての仲間を捨て、ハーシュはラザロたちに自分の出自を隠蔽していたと。裏切りには(それが目的でない限り)その理由はある。上ではぐれもの的結束力と書いたけど、両者にあまり明確な差はないんかもしれんけどね。…まあ一番怪しいのは大塚明夫だけど、あまりに怪しすぎるのでそうじゃないかもしれない。そうかもしれない。
今回は限定舞台の侵入→爆発オチまでのアクションものと、アウトロー的人情もののブレンド具合がなかなかウェルメイドで感心した。こういう押し引きの利いたジャンル映画、みんな好きよね。これがB級アクション映画の尺ならリグの面々それぞれにもドラマ盛り込んでるとこだよな。
ゲストキャラも同様、いかにも創作上のロシア女で声が上坂すみれというインガが割り切ったステロタイプでらしくていい。その上でクリスとはレズ恋愛関係だったというツイストが効いてる。あと部下のセルゲイさん、デカくて暴力的で短気でボスに弱くて、ついでにやたらしぶといという、今すぐにでも007かTVスペシャルのルパンに推薦したいくらいの古典的ヘンチマンでこれも気持ちよかった。たぶん撮影終わったら気のいいおっさんの元アメフトかプロレス出身俳優だ。
ノルウェー基地に向かう時のVSTOL機、ローターレスのティルトエンジンみたいな不思議な構造してたけどあれ何だ? かっちょいいけど実在なのかな。ローター見えないのに回転翼の風切り音してたのはちょっと不思議。ダイソンのヘンテコ扇風機みたいなシステムなのだろうか。
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