壮大で、夢があって、ディストピアで、混沌で、残虐で、安穏な世界。
実存多様性は、生物を超えて人造物や異星の存在にまで及び、戦乱の歴史と人類の生存圏が広がった舞台。それぞれの思いを抱いた人々(とロボット)が出会い、すれ違い、それぞれの道を歩んでいく物語り。
非情に大胆で緻密な未来世界の設計は、陶酔するに値する。巧妙な心理描写は入れ込んでしまう。その縦糸に戦争と兵器の発展が横糸となって織り上がった魅力的な物語りだ。
SFのど真ん中の醍醐味を味わった。
3/31:20ページ
最初の章は社会背景の簡単な提示と、重要なのかわからない人物の描写。
ここで書かれた話が後々どう発展するのだろうか。舞台は紅海周辺の、現実でも色々ある地域で文体も相俟って楽しみだ。
4/1:112ページ
中東からアフリカ北部の文化が漂っていて、ボーイズ・ラブで、壮大な宇宙進出と戦争と高度な兵器技術文明があって、砂漠は不変で、オカルトなファンタジー要素もあって、ワクワクするなあ。
古びたロボットの言動が愛おしい。
4/2:194ページ
それぞれ違う場面で描写されていた人々と事物がネオムに集った。古の殺人装置が軸だ。
マリアムとナセルはこの先どうするんだろうか? サレハとイライアスは再びまみえるのか?
ロボットはマーダーボットダイアリーの弊機に似ているな。
4/3:読了
マリアムは、ナセルは、ナスは、サレハは、アナビスは、バラのロボットは、エウサは、ニアマイアは、金のロボットはみんな愛と夢を求めていた。
そして世界は続いて行く。
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