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2023年10月05日20:26
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172ページ 官僚的対応で対策分科会は、機能せず時間を浪費する。事態が見えない状況なので、見通せる者がいない。ありがちだ。 雪子は北海道東端へ赴く。異変の最前線を直に目で見て解明に向かう為だ。 不気味な美しさを感じ取る。 カットバックで帯広出張のシステムエンジニアと仙台へ配属の新聞記者が描かれる。壁から離れているとはいえ、東京よりは近い。そこでの事態の認識が、まだ対岸の火事なのは情報が不明瞭だからだ。実際に起こった状況だな。 雪子は現地で、実際に人が壁に飲み込まれる瞬間を目にする。悲惨な事だが、何が起こっているかを認識を持ち帰る。 研究室の若い女性研究員は、名前だけが出ていたが、人となりが語られる。雪子にとって味方だとわかる。末節だが話を彩るか。 やがて、システムエンジニアと新聞記者の周囲も緊迫する。北海道からは逃げる。仙台の記者は福島で取材に当たる。 いずれも決意の上だ。それぞれの辿る運命が対照的だ。 立ち向かって何とかなる現象なのかすらもわかっていないんだな。 市井では悲観論者と楽観論者が対立するが、事態を受止めようとする者はいない。 対策分科会も紛糾する。山之井教授は科学者とは思えない、大学の体制維持しか頭にないのだな。 方針も決まらないまま時間だけが過ぎる。パニック物なら欠かせない場面だな。 雪子は、ある仮説を打ち立てる。さあ、トンデモ物理学の登場だ! 相対論的宇宙論に始まって、量子生物学的現象が語られる。「そんな馬鹿な」事態が起こっていると想定される。 他に事態を説明できる仮説はない。 壁に襲われるのは日本だけとは思えない事を中露が認識する。核拡散防止条約を宣言した意図を測る対策分科会。 方針が提案され、分科会を再編する方向へと動く。愈々シン・ゴジラだあ。 再編なった対策分科会は急速に動き出す。具体的な対策に向かい始める。 半ば喧嘩腰の議論が戦わされ、実効的な方策が打ち立てられる。若い官僚が頑張ってこそパニックSFだな。この先、どのくらいトンデモ科学が炸裂するのか。
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