一冊の古本に挟まっていた、時を渡った書簡に導かれてエメットは、不確定性原理と戦争の記録に誘われる。
書簡を交換していたのはある男性同性愛者同士で、逸れてはまた出会う運命に翻弄されていた。エメットも運命の流れの中に実はいたのだ。
古い本と文学と、戦争の秘密に関わりながら、エメットは旅だった。
何とも気怠さがあるんだなあ。作者らしいと云えばらしい。
読了
時間旅行者は二人だけではなかった!
そしてトムと出会うエメット。この状態を引き起こしたのは不確定性原理の実験か、自然の流れか。
そしてエメットは運命に身を委ねる。
「青黴の臭いがする。」← 作品全体に纏わりつく匂い。古本相手だからな。
街そのものが饐えた匂いに満ちている西欧の街並なんだな。戦争が齎す頽廃が染み着いている。
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