大物をこなした割に冊数は平均値。
2022年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2582ページ
ナイス数:32ナイス
https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2022/11
■眼を開けたまま夢を見る [Kindke]
前に読んだ『生活の印象』をズルズルと引き摺るような読み心地。SF的文学実験と云えばこじつけられるが、やっぱり、なんといっても「とりとめもない」の一言に尽きる読後感だ。
読了日:11月29日 著者:樋口恭介
https://bookmeter.com/books/19785519
■走馬灯のセトリは考えておいて (ハヤカワ文庫JA) [Kindke]
信仰と人工知能とアイドルとゲームキャラが縦横無尽に暴れ回る短編集。異常論文に収録された作品以外でも、論文として十分トンデモな論述が為されている。
嘗て星雲賞を獲得した『雲南省スー族に〜』について、日本SF大会の喫煙室で確かめたら、やっぱり中国の纏足が着想にあるとのこと。
実際に研究者であるわけで、とんでもないことを考える志向が加わって、リアリティある虚構を構築する。
解説を書いているのが、また適材適所の作家で、するどい論考を展開している。しかし、手書きでなくても解説者は「肉筆」と云うんだ。世代の差かねえ。
読了日:11月27日 著者:柴田 勝家
https://bookmeter.com/books/20467992
■カラスは言った [Kindke]
何か大事な事を伝えたいんだという事はわかる。
地続きの近未来の社会で、現在も現実に問題になっている事柄をネタにしている。そんな状況でも自分を保って(何かしら得る事は無く)流される主人公。
論争の的である問題を浮き彫りにしているのは確かだ。
兎に角、トンカツが食べたくなった。
読了日:11月25日 著者:渡辺優
https://bookmeter.com/books/20478224
■新説 恐竜学 [Kindke]
『恐竜の世界史』スティーブ・ブルサッテを読了して三年、それより少し新しい知見が含まれた総括的な解説書。図版もあって、非常に解り易い。ちょっと誤植が何か所かあったけど。
『恐竜百万年』でも観てみようか。
読了日:11月23日 著者:平山 廉
https://bookmeter.com/books/14513104
■最後の宇宙飛行士 (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
序盤の雰囲気は保たれないまま、中盤には捩れてホラーになってしまった味わい。
生物学的にトンデモなぶっ飛び方をするが、好みから外れていた。
後書きにあるままの暗い、希望を持てない終わり方だ。作者の資質が科学的な論理性を重んじた物語りに向いていない。
読了日:11月23日 著者:デイヴィッド ウェリントン
https://bookmeter.com/books/19727826
■金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
非常に重厚で熱い思いのある作品集だ。
舞台もSF的アイデアも様々。今、人類SFの最先端を知る事が出来る一冊だ。
読了日:11月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/20399191
■SFマガジン 2022年 12 月号 [雑誌]
カート・ヴォネガットは難敵だ。思索が深く、文章技巧が高い。皮肉屋で透徹している。
個々の作品については感想をつぶやいているが、『ミネルヴァ・ガールズ』が気に入った。
『雪風』は愈々新しい段階に突入、決戦へと向かうのか?
草上仁さんは好調だな。
『マルドゥック〜』と『空の園丁』が休載なのは寂しい。
読了日:11月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/20347546
■プロトコル・オブ・ヒューマニティ [Kindke]
非常に重厚で、しかも軽快に現代の人間性を描いたドラマ。
体の一部を失い、父母を失い、兄弟との繋がりを失っていく主人公が、それでも自分自身と外界との連携を獲得していく物語り。
AIの学習手順については興味深い理論が提示されている。そして、人類がAIをどう使いこなしていくかの方向の一つを示唆している。
読了日:11月02日 著者:長谷 敏司
https://bookmeter.com/books/20378957
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