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2016年07月02日20:03

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【ネタバレ注意】ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS

『アリス・イン・ワンダーランド 〜時間の旅〜』前作から六年振り。物語りの中では三年後の話だ。
前作を観た人なら納得するだろうが、幻想譚(ファンタジー)よりは冒険活劇(アクション・アドヴェンチャー)なのである。人間が暮す世界と違う不思議の国と云うのは舞台装置であって、話の主眼は戦闘等の活劇にあるのだ。ディズニーらしい緩急の均衡した演出だった。
冒頭から帆船同士の海戦から始まる。

何より、前作では十九歳だったアリスが二十二歳となったが、ちっぱいのままだったのが好かった。活劇の時オッパイゆさゆさしてるアリスなんて在り得ない! まあ、今時十九歳ともなれば、その後あまり大きくなったりしないだろうけど、十九世紀だからなあ。演じてる女優がちっぱいなのだな。

で、オッパイの話は措いといて、今作は時間ネタなのである、過去改変ものだ。SFだったら親殺しのパラドックスとか考えちゃうところだけど、その辺は避けて、アリスの冒険活劇へと導かれている。
物理法則も違うだろう不思議の国なんだから、制限も違うって考え方もあるけど。
アンダーランドの面々の過去の姿が描かれる。何よりも、赤の女王がどうしてあんな邪悪な性格になってしまったのかが語られる。白の女王が原因を作ってるんじゃないかよ。

絵的には、ファンタスティックでメタリックなメカが大活躍で、好みだ。トランスフォーマーかよってなギミックも登場する。
どうなる事かと引き込まれたら、充分満足したところで大団円。旨い話運びだ。

で、人間世界の会話では、十九世紀の欧州世界がそうだったんだろうね、レイディ・ファースト(笑)な台詞がばしばし。
当時は欧米でも女性の選挙権は確立していなかったし、女性が会社経営に関わるなんてとんでもない事だった様だ。「女だてらに」、という感覚がアリスに向けられる。
欧米では、夫が亡くなれば息子なりが継承して未亡人は出る幕ない。この辺、日本とかアジア社会では男尊女卑だとか云うけど、未亡人がお店を仕切るわけで、レイディ・ファーストってのは女性の地位を固定するための制度ではないにしても社会通念なんだな。
アリスは、そんな十九世紀欧州の風潮に逆らって、亡き父の事業を継ぎ、貿易商船で大海原に旅立つのであった。

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