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2026年03月01日14:46

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【記録】二千六百八十六年(令和八年)二月に読んだ本

頁数の割には冊数が少なかった。

2026年2月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1898ページ
ナイス数:18ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2026/2
■梟の源流 梟の一族 (集英社文庫) [Kindke]
半村良を思わせる様な伝奇SF。日本神話の時代から、飛鳥・奈良・平安時代の伝承や戦国時代・江戸時代の記録を踏まえ、現代テクノロジーに拠る社会背景を舞台に、忍びの一族の戦いが盛り上がる。宗教団体が絡み、本当に奇蹟があるのかも気になるところ。前巻までで闘われた違法競技へと突入する。様々な裏歴史を孕んで、愈々〈梟〉の始まりに事情に迫る! ところで、犬が人に懐くのは醜態なのかが最大の謎だな。物語は大詰め、次巻を楽しみに纏う。
読了日:02月23日 著者:福田和代
https://bookmeter.com/books/23237242

■タイム・マシン ウェルズSF傑作集 (創元SF文庫) [Kindke]
新たに訳稿を起こしたと思ったが、そうではなかった。ただ、収録作の構成が幻想性の強い物から、段々と科学性が前面に出た作品で並べられ、とどめが不朽の名作の表題作だ。SF入門にもお薦めの一冊だな。ただ、作者が前半生を生きたヴィクトリア朝時代のイギリスの知識があるとより楽しめる、つまりは産業革命だ。産業革命が、人類の文芸に如何なる影響を与えたかが如実に示されている。そして今、コンピュータ、ことにAIの発展が人類に及ぼす影響を考える時なのだと云う事を思うと、リンクしているんだよな。
読了日:02月20日 著者:H・G・ウェルズ
https://bookmeter.com/books/23155320

■ヒロシマめざしてのそのそと [Kindke]
原爆使用を止める為に生物兵器のミニチュア着ぐるみでショーを演じて、日本外交使節団をビビらせて全面降伏に導こうと云う作戦が軸だ。その時点でこの作品の主張が見えている。作戦は失敗し、アメリカ政府は広島・長崎への核兵器攻撃をやってしまった。着ぐるみ役者のシムズは広島・長崎の被害者の悲惨さを訴える活動に余生を費やた。シムズが訴えたのは、核兵器の廃絶。何故標題に「ヒロシマめざして〜」なのかが、終盤で呑み込めた。二〇二四年に日本被団協がノーベル平和賞を受賞した意味がここで生きる。書かれたのはそれよりもずっと前だが。
読了日:02月16日 著者:ジェイムズ・モロウ
https://bookmeter.com/books/23075346

■いつかどこかにあった場所 [Kindke]
実在するのかしないのか不明な場所についての物語り群。薄いがユダヤ教徒の風習についてが織り交ぜられる。作者は神を信じいているかどうかはわからないが、伝統的なユダヤ人の習慣を受け継いだ生活を継承している事が作品に反映される。そして同性愛者である事も、ヘテロの組み合わせが登場しない事でわかる。SF色は遍在的に漂っているが、せいぜいが手にするガジェットやインフラ程度。社会的には現実とちょっとズレたファンタジー寄りだな。たいていの登場人物は我が強い。自分としては日常と離れた時間が追体験出来る。
読了日:02月12日 著者:サラ・ピンスカー
https://bookmeter.com/books/23016342

■地球壮年期の終わり [Kindke]
しかし、予告で題名をを見て吹出した、提案者の名を聞いて納得した。舞台は至近未来、ほぼ現在の世界の状況を継承した社会が現出している。在り得ないとは云い切れないリアリティがある。世界大戦こそ起きていないが、そこに向かって各国は事態に流されていく。人類社会への干渉を最低限に抑えようとする、とんでもなく気の長い侵略者と出会った地球人たちが右往左往する。のんびりしている様で芯が強烈な宇宙人の圧倒的な技術力に驚かされながら、思考を変えていく。暴力装置に頼らない、文化的な侵略が地球を蝕んで行く。作者ならではの文明論。
読了日:02月06日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/23181605

■SFマガジン 2026年 02 月号 [雑誌]
架空生物、ゴジラもギララもベムラーもプルサガリもみんな架空の生物だ。SF・特撮は架空生物の住まう世界だ。時代と共に架空生物の生態も変わっていく。それらと人類がどう関わって行くのかを楽しむのが正しい態度だ。怪獣だって生物さ。連載陣は長く続いた二作が終了。数値海岸の物語りは、舞台を変えて書き継がれるのだろう。ヴェルトは書き下ろしの終章に引き継がれるのか、そこでしっかりとSFになるのだろうな。J. ティプトリー Jr. については何とも、色が強すぎて馴染めずここまで来てしまった。鏡像生物の話題は今後が興味深い。
読了日:02月05日 著者:SFマガジン編集部
https://bookmeter.com/books/23083663


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