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2025年12月17日14:33

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アニメ話・しゃばけ/SANDA/東島丹三郎/さいひと/シングレ

●しゃばけ・11話。ここに至ってやっと状況のあらましが判明、となるとあとはその解決にどう動くか。若旦那は別に目明しでも探偵でもないが、自身に関わることとあとは…放っておけないから、という理由で動くことになる。こういう善性が仁吉や佐助をして彼に仕える理由でもあるんだろうね。てことでまず若旦那が設えたのは護符と霊刀。仁吉と佐助はいささか懐疑的なのはともかく、こういう当時の価値観をちゃんと描いてんのはなんかいいな。

佐助の惑いは過去の後悔、この件に関しての詳細は今は語られない。そして話は彼とお銀様、千年歳経る大妖怪にして若旦那の祖母へと移る。佐助の願いを一つ叶えてやるというその中身が、これから生まれる我が孫のお守り。お前苦労もするやろけどやりがいあるで、というワケ。大妖怪らしいというか何というか、ただ単にエエモン呉れるってワケじゃないけど結局はエエモンでしたというね。

それにしても仁吉の初恋が千年前、佐助の邂逅が五百年前となかなかでかいタイムラインの話である。こうなればひょっとして、彼らは今の世でも若旦那の家計に仕えているのではないかという妄想も湧くねえ。現代は妖怪などが生きにくいなんてのは定番のネタだが、それも人間側の勝手な思い込みですからね。あるいは妖怪たちが生きるためのカバーストーリーかもしれん。妖怪っぽい人、割と居るもんね。

●SANDA・11話。生天目さんの二面性がぶん殴られてボコった顔/殴られてない顔、の左右で表現される。二面性はこの作品のあちこちに顔を出してて、その最たるものが三田なんだろう。同居する二面性を、子供から大人へという変化によって肯定する。だがその変化には大きな苦痛が伴う、という話だろうかね。

生田目さんの人格形成に大きな寄与をしている母親がかなり厄介で、彼女に間違いなく優しく接してはいるんだけどあまりにも歪な出力でありそれによって娘を歪めてしまっている。生天目さんの方からもアンビバレンツの極みな感情を母親に向けていて、つまりお互いどう接していいのかが判っていなかったワケだ。母親の抱擁を忘れたくない、その感覚を取り戻したい…っていう思いの結果が枯葉の感触ってのが実にこの作品らしい、鈍器のような皮肉ではある。

子供の望みってことで反抗できないサンタ状態の三田んとこに、ナリはでかいが中身は子供だと言う冬村がゲンコツ一発で割り込んでくるのがなかなかのカタルシス。結局は小野さんとこに去ってっちゃう、その計画性の無さも子供らしさなんだろかなあ。

●東島丹三郎は仮面ライダーになりたい・11話。承前、だれが強いかトーナメントの決着。さすが一時代築いた格闘モノ作品の作者だけあってタイマンバトルの振り付けというか構築というか、アクションだけで話を作るスキルが異様に高い。一葉が言うようにこの二人のバトルがここまで「泥臭く」なるとはね、というかこの一連の戦いってほとんど何の意味も無いなってのに今更気付く。…なんだこのアニメ。

そもそも「謎の超常的犯罪組織があってそれに対立する正義感が居て」…となったら相手の秘密を探るとか謎を暴くとか探索に向かうとか世間に図るとか、そういうアクションを起こすのが普通なんだけどこいつら雁首揃えて全くそういうことをしない。言ってしまえば究極の受け身野郎どもなんだよな…あんなに過剰な行動性なのに。危機感はないのか危機感は。あるんだろうな…タイマンで勝てるかどうかという、そういう危機感は。

アニキ側はアニキ側でアイドルグループ相手にちょねちょねしてるし、何だろうね。まあそうこうしてるうちに粛清部隊がやってくるから話は進みそうだが、つってたらどうもアニキとライダーどもがまず対戦するみたい。好き勝手やってんな! 面白いからいいけどね!

●最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか・11話。味方の竜騎士団が作戦知らずの脳筋なので困るという苦情を、スカーレット嬢が解決に行く。そんなもん火に油注ぐだけじゃんって気はしたが、一応は普通にアルフレイムを陽動に使うことはできたようだ。結局両者ともに直接攻撃力でキルマークを稼ぐだけになっちゃうのはお約束だが、この山盛りの屍でも戦局を大きく動かしてはいないという、軍事戦闘の表現であるのかもしれん。違うかもしれん。

一段落の幕間、ジュリアスとアルフレイムを判りやすくスカーレット・ハーレムの競争者としてセッティングするシーンを置くのは親切である。こういう感じにお互い周知の正々堂々っぽい関係性にするのはストレス少ないしねえ。ラブ関係はそんな感じ、大局は次のテレネッツァ嬢の行動を阻害するという段階。お互いに思惑を持ち、目的の為に布石を打つ。何というか、元がラノベらしく展開の構成が割とちゃんとしてんなと思った。視聴者に親切。

エルフ側の現場元締に三木眞一郎、こっちはある程度貫目も押し出しも必要なワンポイントキャラでいいんだけど、「我が名は異端審問官…隠れ蓑のバ」まで言ってぶん殴られて終わり、かつ回想シーンで片付けられたチャクラム使いの人が置鮎龍太郎がなかなかにひどい。やってる方は楽しんでそうですが。

●シンデレラグレイ・9話。タマモさんの常識はずれな大外後方からのロングスパートは、驚異の追い上げでついにオグリと並走にするに至る。後方のスーパークリークも彼らへの対抗心、トレーナーからの助言もあってただでは終わらない。この三者の描写にしぼってるとこで、ディクタさんが強引に追っかけてくる演出の勢いがよろしかった。端正さとは程遠いブルータルな作画とエフェクトがいいねえ。

苦しい戦いの中で一つ成長する主人公ってのは定番ですわな。ここでオグリは自身の戦いのモチベーションの、その一つを見つける。仲間やライバルやファンや師や、それらが乗っかっているほかならぬ自分こそが相手だと。とてもいい結論だが、同時にしんどい道でもあろうわな。求道ってのは畢竟そこに至るものではあるけれど、自分が相手となると言い訳も何もきかんからな…。

苦しんだ末に笑いながらオグリとタマモは競り合って結着、ディクタとクリークにも後日譚付けて余韻も残す。クライマックスにふさわしいいいシメだけど、やっぱ最後に勝利コンサートやんのはやっぱヘンだなと思いました。そういう文化なのは理解しますけど、

ウマ娘の「ゾーン」という要素、各人オリジナルで様々な必殺技的エフェクトなり演出なりはかっこいいんだけど、なんかこう…あれは主観として、あるいは譲歩して競り合いに関係する数人までの認識じゃないとちょっと絵面が面白くなっちゃうのはしょうがないな。大望遠で全体映した絵面でタマちゃん一人だけバチバチ電撃出してるとなんか怖い。
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