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2025年09月11日05:49

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逆操舵の嘘

近年、バイクのコーナーリングには、必ず逆操舵が必要と言っている人が増えました。
これは、有名なインフルエンサーの何人かが、このように発信しているからだと思います。
ライテクで有名な雑誌でも特集を組んでそう発信してるようです。

でも、これは嘘だと断言します。
何が嘘かと言うと、「必ず」必要という所です。
彼らは嘘をついてるつもりはないと思います。逆操舵を使わないレベルの高い走り方を知らないだけだと思います。

アスファルト路面で最もバイクの運転が上手いのは、モトGPレーサーとジムカーナA級ライダーですが、彼らの殆どは状況により逆操舵を使う事もありますが、基本は使いません。
トップトップのライダーは、セルフステアどころか順操舵を基本に走っています。

具体的に名前を出すと、マルケス、辻家選手、作田選手は順操舵を基本に走っています。彼らは逆操舵は基本無駄だと思っている筈です。

過去は、モトGPレーサーでも逆操舵を使っていた人は多いです。
私の知る限りでも、中上選手、原田選手、片山選手、信篤選手、中野選手、ロッシ、ケニーロバーツは逆操舵を使っていました。
それが今でも逆操舵が正しいと言われてしまってる理由かもしれません。

片山さんがYouTubeで小手先テクニックと発信してから、逆操舵がブームになった気がします。
しかし状況により逆操舵が有効な時はありますが、基本は無駄なので必要ありません。
逆操舵を多用する人はコーナーリングのきっかけに逆操舵を使っていますが、コーナーリングのキッカケには他の方法があり、前と横の荷重移動をキッカケすれば逆操舵は必要ありません。
一瞬逆にハンドルを切るのはロスになるので無駄です。

モータースポーツじゃなければ、その無駄があっても大きなデメリットはないですが、最悪なのはキッカケの逆操舵だけじゃなく、コーナーリング中にも逆操舵を使う走り方です。
バイク死亡事故で最も多いのは自爆事故で、コーナーを曲がり切れない人が多いのですが、その最大の理由がコーナーリング中のハンドルの使い方です。

コーナーリングは、荷重移動とステアリング操作とバンク角の連動で曲がりますが、自爆事故を起こす最大の要因はハンドルの切れ角が少ない事です。
コーナーリング中に順操舵ではなく逆操舵の方向にハンドルを押さえてしまっている事です。
時にはバランスを取る為にハンドルを押さえて曲がる事は誰でもする事があると思いますが、常にハンドルを押さえるような運転は大変危険です。
これならセルフステアで曲がったほうがマシです。

セルフステアが正しいという人も多いですが、究極は順操舵です。
セルフステアはバンクや荷重移動で自然にハンドルが切れるのを利用する走り方ですが、セルフステアより早く多くハンドルを切ったほうが速く走れます。
前述したマルケス、辻家選手、作田選手はこういう走り方をしています。
中上選手は現役モトGPライダーの時は、マルケスに比べるとハンドルが僅かに外側に向いていました。これが彼がモトGPで一度も勝てなかった一番の理由です。
バンクと荷重は十分にしていましたが、ハンドルの切れ角がトップトップのライダーに比べると僅かに少なかったのです。
モト2まではこの走り方で勝てますが、現代のモトGPでは勝てません。

逆操舵が正しいと主張している人は、バイクを立てるのにハンドルを内側に切るのが正しいと言っている人が多いですが、その操作は大変危険なのですべきではありません。
ゆっくり走っていてタイヤのグリップに余裕がある時は問題ないですが、タイヤのグリップの限界近くで走っている時にこの操作をすると転倒します。フロントから破綻しなかったとしてもリアが滑り出してしまう事もよくあります。
タイヤのグリップに余裕がある普段の走行から、この悪い癖を付けないほうが良いです。
バイクを立てる時はアクセルオンが基本です。
アクセルを開けたくない時は手や重心移動で立てましょう。
バンクしていく過程でバンク角のコントロールをする為に(バンクを止める為に)ハンドルを切るのは正しい操作ですが、それ以外の状況でバイクを立てる為にハンドルを切ってはいけません。
低速バランスなど、絶対にタイヤの限界を超えない状況は例外です。

逆操舵は、Uターンなど低速でブレーキによる荷重移動を使わない状況、バイクの重心が外側にある場合の修正、バランスが崩れていて立て直したい場合等以外には、基本使う必要はありません。無駄です。逆操舵を多用する人は運転が上手くないと断言します。
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