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2025年04月01日21:43

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【記録】二千六百八十五年(令和七年)三月に読んだ本

冊数は少ないが、傑作が多くて堪能出来た。


2025年3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2186ページ
ナイス数:23ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2025/3
■烙印の名はヒト [Kindke]
作者はデジタル・ネイティブ世代、だからこそ構築できた物語りだ。日常に溢れかえるデジタル機器の発展する方向がちょっと狂えばどうなることか。そんな考察を緻密に積上げた上に、人の心をモデルにしてこそ人工知性が構築出来る事を指摘している。人類がどうするかの道の一つを示唆している。そして緊張感に満ちた展開と熾烈な闘争の魅力に溢れた傑作だ。理屈は理解し難いが心象庭園などのアイデアはとても良い。色々な要素が無理なく統合されたさいいばーパンクの指標となるだろう。星雲賞、日本SF対象に相応しい。
読了日:03月31日 著者:人間 六度
https://bookmeter.com/books/22575561

■SFマガジン 2025年 04 月号 [雑誌]
SF少女漫画特集。七〇年代の高校生の時、妹の購読しているリボンでかなりガチなSF作品を見つけて、少女マンガにも目を配る様になった。SFとは云えないけれど、男子でも楽しめる作品も多い事を知った。その後LaLaとプチフラワーは購読するようになった。何より少年チャンピオンSFマガジンに萩尾望都が進出して『百億の昼〜』や『銀の三角』があった。少年漫画では啓かない世界があった。今号は追悼特集が無かったな。
読了日:03月20日 著者:SFマガジン編集部
https://bookmeter.com/books/22512938

■マイ・ゴーストリー・フレンド [Kindke]
発想は面白い。記述の文章力も新人とは思えない。トンデモな量子論と神話解釈の融合は面白い。ただ世界構成が何か詰まらなかった。団地がその現場になった理由はわかるものの、そこだけで終わるのは勿体ない。それに最後の事態解決からエピローグは夢落ちになってしまって龍頭蛇尾と云えるな。途中、各登場人物の来歴を簡潔に掘下げていたらもっと充実した話になっただろうな。まあ、読書している感覚は充分持てた。
読了日:03月19日 著者:カリベ ユウキ
https://bookmeter.com/books/22519284

■鎌倉ものがたり・推理編 名探偵集合! (アクションコミックス)
この選集では魔物は出て来ないけど、鎌倉ならではの不可思議があったり、鎌倉ルパンが活躍(?)したり。何かうら寂しさも残る犯罪特集だ。鎌倉の町は謎に満ちている。
読了日:03月14日 著者:西岸良平
https://bookmeter.com/books/22454693

■惑星カザンの桜 (創元SF文庫) [Kindke]
これまで作者は様々な状況で、地球人類が地球外知性と出会い、考証する物語を紡いで来た。そこには志向と云うか方向性があった。作者の、知性に対する信頼と不安を描く事だ。ライフワークとして探求し続けてくれることだろう。本作はこれまでの中から選り抜いて中間報告的にまとめたもので、既存の作品での探求の発展形として示されている。知性がどこに宿るか、集合的意識としての知性があるとすれば、人類とはどう違うのか? そんな思考実験としての答えが書かれている。ファーストコンタクトの状況は無限に考えられるが、その一つの方向だ。
読了日:03月12日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/22456302

■アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA) [Kindke]
ジャムは「われは去る」と宣言をした。本当にいなくなったのか? 特殊戦はジャムを探索する。地球から連合軍が訪れ、ジャムになり切るアグレッサー部隊と関わる中、新たな戦力となるエビエータが見出される。ジャムは変質を遂げたのか、戦術を変えて来た。地球を巻き込んだ新たな戦いの日々が始まる。機械知性と人類の関係が問われ続ける戦争はまだまだ続く。
読了日:03月08日 著者:神林 長平
https://bookmeter.com/books/22481286


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