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2024年05月01日19:50

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【記録】二千六百八十四年(令和六)四月に読んだ本

文化人類学系も読んだ。

2024年4月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2581ページ
ナイス数:18ナイス

https://bookmeter.com/users/1615/summary/monthly/2024/4
■戦士強制志願 (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
まずは長い話の本の端緒の話。それでも二年程の軍務でレヴとその仲間は成長を見せている。
背景の社会的状況も興味深い、ありがちではあるけど。敵の標本を採取出来て、それが解析された結果なども含めて、戦線は複雑になって行くことを期待したい。時間以降の訳出はまだだけど、長い目で見守りながら読み継いで活ける話だ。
読了日:04月28日 著者:J N チェイニー,ジョナサン P ブレイジー
https://bookmeter.com/books/21954415

■ソリッドステート・オーバーライド (ガガガ文庫) [Kindke]
果たして、ありうる機械知性の世界なのか? 規制と論理回路の鬩ぎ合いがグダグダと記述される。
結局は屁理屈を物凄い勢いで並べている。人間六度『スター・シェイカー』を思わせる威勢の良さだ。
しかし、結局何が目的でマリアベル自身は生きていくのか? 自己の境遇について記憶を削られているから、何も感じないのか。読者層はかなり若く想定されている分、荒削りな描写で押し切っている。
読了日:04月22日 著者:江波光則
https://bookmeter.com/books/21901321

■妄想感染体 下 (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
陰鬱で散漫な描写が第一部が終了した。宇宙SFに近付けているのはラプスカリオンの行動があるからで、バジリスクの存在は非地球的だけど幻想譚地味ている。やっと任地に到達したけれど、この先ずっとこの世界描写が続くとすると、あまりワクワクしない。続編ではもっと医療的な側面とか、爆裂する戦闘とか、植民惑星の環境問題とかが描かれるのだろうか?
読了日:04月18日 著者:デイヴィッド ウェリントン
https://bookmeter.com/books/21785041

■YT〜県警組織暴力対策部・テロ対策班〜 (光文社文庫) [Kindke]
倫理感覚に挑戦する内容だ。大衆向け犯罪小説である事に注力した結果、どこか不整合がある様で、犯罪の異常さが際立つ描写を選んでいる。はっきり云って嫌な気分になるには最適な小説だ。しかし作者は『不可視の網』でも、女性が徹底的に邪悪で周到な犯罪者に仕立て上げているな。『不可視―』でも、情報化社会に潜む陥穽を描き出している。寧ろ肝はそっちかな。
読了日:04月15日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/21930347

■妄想感染体 上 (ハヤカワ文庫SF) [Kindke]
ミステリーと云うよりホラーだな。謎解きはあるけど、それよりもお化け屋敷的外連が前面に出ている。
AIネタとしてはユニークだな。寄生体の正体はどんな存在なのか下巻で明かされるのか。『最後の宇宙飛行士』でも、SF仕立てだけど実はホラーに陥っていたな。作者の志向が本格SFではないのだろうな。他に読むものがなければと云う状況なら他の作品も読むかもしれない。
読了日:04月12日 著者:デイヴィッド ウェリントン
https://bookmeter.com/books/21785042

■弥勒 (講談社学術文庫) [Kindke]
日本の宗教・信仰史を見ると、古代の素朴な自然崇拝自体からが習合的なのだろうな。
時には仏教に対する物部氏の様な拒否反応も見られるが、神を祀る一族である天皇家が仏教を容認している。これは天津神と国津神の宥和してきた歴史もあるのだろう。利害が一致すれば取り入れてしまう。強かに民意を操る意志が上から降り、少しでもらくな生活になるなら受け入れてしまう需要が下から上がるのだな。本書で検証された様々な弥勒信仰が正にそれを示している。
読了日:04月08日 著者:宮田登
https://bookmeter.com/books/21687089

■ロボットの夢の都市 (創元海外SF叢書) [Kindke]
壮大で、夢があって、ディストピアで、混沌で、残虐で、安穏な世界。
実存多様性は、生物を超えて人造物や異星の存在にまで及び、戦乱の歴史と人類の生存圏が広がった舞台。それぞれの思いを抱いた人々(とロボット)が出会い、すれ違い、それぞれの道を歩んでいく物語り。
非情に大胆で緻密な未来世界の設計は、陶酔するに値する。巧妙な心理描写は入れ込んでしまう。その縦糸に戦争と兵器の発展が横糸となって織り上がった魅力的な物語りだ。
SFのど真ん中の醍醐味を味わった。
読了日:04月03日 著者:ラヴィ・ティドハー
https://bookmeter.com/books/21883948


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