3月1日に開幕した大阪アジアン映画祭。今年は、1日目からせっせと通っています。。
1日目に見た中でよかったのは、バングラデシュ映画の「リキシャ・ガール」。
バングラデシュのリキシャとは、自転車の後ろに座席をつけた三輪自転車の乗り物。タクシー代わりに人々の足となっている。リキシャの漕ぎ手をリキシャ・ワーラーというが、たいていは男だ。リキシャ・ワーラーをしていた父が病に倒れ、一家の収入が途絶える・・・。そこで娘がダッカに住む伯母の伝でお金持ちの家のメイドに雇われるが、かごの鳥のように高級マンションに閉じ込められて家事をさせられるのに耐えきれず、逃げ出す。そして、女は雇わないというので髪を切り、男装してリキシャワーラーとして働き始める。彼女は絵がうまく、村にいるときから家の壁や床にペンキ絵を描いていた。自分が漕ぐリキシャにも色鮮やかなペンキ絵で飾っていたことから、客も良くつくようになり、それが仲間の嫉妬の対象となり、暴力沙汰になって女であることがバレ、リキシャ宿からも追い出されてしまう。。しかし、一夜の宿を提供してくれた女性の家で、お礼に絵を描くと、その絵が大評判となり、絵を売って暮らせるようになる。以前に大阪アジアン映画祭で上映され、その後、一般公開もされた「メイド・イン・バングラデシュ」にも出演していた女優さんが主演。
この映画も一般公開されたらいいな、と思いました。
貧しい農村から大都会のダッカに出てきてリキシャワーラーになるという女性の物語、じつは、原作はアメリカに住むベンガル語話者の女性が書いた少年少女向けの小説。
この小説がアメリカでベストセラーとなり、アメリカから映画化の話が出たそうだ。また、監督は、小説だけを元にしたのではなく、ダッカにも数名いる女性のワーラーから話を聞き、さらに、リキシャペインティング(リキシャの座席に描かれたペンキ絵で、ユネスコの無形文化遺産に登録された)のアートとしての面にも焦点を当てた。
この日見た中では、ベスト!と思った作品でした。
この他には、日本映画の「うぉっしゅ」も見ました。
これは、ソープ嬢の女性が、認知症の祖母の介護を1週間だけするという物語。なぜ一週間だけかというと、ふだんは彼女の母が介護しているのだが、その母が何かの手術で1週間入院することになり、代わりが必要になったから。認知症の祖母の役が、研ナオコ。初日は研ナオコが舞台挨拶に来るというので、たいへんに入りも良く。
研ナオコ、久しぶりに見ましたが、すごく可愛かったです。映画の中では孫の顔も名前も思い出させないくらい認知症が進んでる役でしたが、ご本人はパッキパキでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する