「カンウオンドのチカラ」と続けて見たホン・サンス作品。モノクロームの映像。登場人物は、テレビ番組のディレクター クォン・ヨンス(ムン・ソングン)、彼と共に仕事をしている構成作家 ヤン・スジョン(イ・ウンジュ)、彼の後輩の画廊経営者 キム・ジ
昨日、今年の映画の見納めに、京都みなみ会館でやっているホン・サンス特集「カンウォンドのチカラ」(1997)「オー!スジョン」(2000)を見てきた。 前者は「カンウォンドの恋」、後者は「秘花〜スジョンの愛〜」の題で公開されたことがあり、今回は、原
先週、よどがわダイバーシティ映画祭で見た映画。今夏、公開されていたのに全くアンテナに引っかかっておらず、見落としていた。これがとてもいい映画で金馬奨三冠というのも納得であった(内容と結末に触れています)。 基隆のアパートに、老婦人シウユーと
イ・ジュニク監督の新作『玆山魚譜』を見に行ってきた。(いつものことですが、内容に触れています) 18世紀末の李朝朝鮮、代々学者の家に生まれた若銓(ソル・ギョング)が、学びの過程で西学に接したことで、時の為政者のキリスト教迫害の対象とな
昨日までオンラインで開催されていたSKIPシネマシティ国際Dシネマ映画祭の上映作品。本来なら、埼玉県川口市で開催されるはずだった映画祭だが、コロナのためにオンライン開催。長編は1本300円、短編は1本100円というチケット代も魅力だ。現地開催ならまず
モロッコの港町カサブランカ、メディナ。迷路のような街並みを臨月の若い女性が職を求めて歩いている。彼女は美容師だったが、住み込み可の職は見つからない。疲れ果てて、あるパン屋の向かいの路地に座ったまま夜を迎える。パン屋の主のアブラは、見るに見か
ケリー・ライカートという名前は、これまでまったく聞いたことがなかった。アメリカの女性映画監督で、独立映画の世界では知られた人らしいが、日本ではその作品が上映されたことがなかったらしい。今年、過去作4本を集めた「ケリーライカートの映画たち 漂
ひさびさにため息が出るほどすてきな映画に出会った。若き才能の誕生に出会う、そんな感じ。上映の前に、スザンヌ・ランドン監督のメッセージがある。二十歳という年齢よりもさらに幼く見える。ちょっとはにかんだ感じのだけどうれしそうな感じがはじけ出るよ
妖怪やら怪物やらの出てくる映画はたいして好きじゃない私だが、ちょっと話題になっている2本の映画が気になって京都みなみ会館に見に行った。1本目は、塚本晋也監督が1991年に35mmフィルムで撮った「ヒルコ/妖怪ハンター」。今回、デジタルリマスター版で
マイミクさんが見たと書いていたのを読んで見たくなった映画。とても楽しい映画だった。大阪方面に行く用事があった日に、シアタス心斎橋で鑑賞。イオンシネマ系列だけど、高級感のある劇場だった。(以下内容に触れています) 映画部に所属するハダシ(伊藤
ディーリア・オーエンズ『ザリガニが鳴くところ』を読んだ。500ページを越える長編小説を読むのは久しぶり。 2019年にアメリカで発刊されるや、500万部以上の大ベストセラーとなり、2020年には日本でも飜訳され、本屋大賞飜訳部門で1位、ミステリー関連のい
緊急事態宣言が京都にも拡大され、この先ますます映画館にも行きにくくなるかな、と思い、初日の20日に鑑賞。カンヌでの受賞で多くの観客が詰めかけるかと思いきや、それほどでもなく、ゆったりと見られた。 原作は村上春樹の同名の短編。私も本作の含まれ
村上春樹の短編集。この中に、濱口竜介監督の映画の原作となった「ドライブ・マイ・カー」が収められていると知って、映画公開の前に読んでみた。 「女のいない男」を主題とする六編の短編が集められている。前書きによると、ヘミングウェイの短編集『女の
鄭文基氏についての情報は韓国の検索サイトNaverで探しているが、「鄭文基」ではヒット数が多すぎる。鄭文基は「流水」という号をつかっていたので、「流水鄭文基」で調べてみると、まさにその名前で「水産学者 流水鄭文基博士記念館(@yoosoochongmoonki)
『玆山魚譜』の日本語訳の所在について、成川彩さんから、「ソウル大の李文雄名誉教授によると『玆山魚譜』の日本語訳は中央水産研究所と釜山国立海洋博物館の2カ所にある」というお返事をいただいた。そこで、釜山国立海洋博物館について調べて
成川彩さんによると李文雄ソウル大学名誉教授は、以下のように語られたとのことだ。「李文雄教授によると、鄭文基氏は二度にわたり渋沢敬三に原稿を送っており、最初は原本を整理したものと序文飜訳、二度目は全訳、それぞれ二部作って自身でも保管。それは釜