mixiユーザー(id:1750116)

2022年07月02日20:10

205 view

キープレフトの誤解、キープレフトの言葉の定義

ネットの掲示板等を見ていると、キープレフトの言葉の意味について誤解している人が多いと感じます。
この記事で運転オタクの私が、定義をハッキリさせたいと思います。

以下のように誤解している人がいます。
・左側通行のこと。
・一番左の車線を走ること。
・車両通行帯内の左側を走ること。

上記のいずれの解釈も、もともとのキープレフトの言葉の趣旨とは違います。
だけど、言葉というのは時代とともに変わっていくのものですから、言葉の意味が増えたという解釈で良いでしょう。原則一番左の車線を基本に走るのは正しいですからね。
ですが、キープレフトという言葉が使われ始めた理由と正しい解釈は知っておいたほうが良いです。

まずキープレフトという言葉は、道路交通法にはありません。
これが混乱させる理由になっています。
ないので近年の教習所卒の人は、各自が勝手に解釈してしまっているのです。

キープレフトという言葉が盛んに使われ始めたのは、昭和39年、西暦1964年の道路交通法の改正からです。
東京オリンピックで世界中から外国人が来るにあたり、日本の道路を国際基準に改正しないといけないと国は考えました。

当時からのキープレフトの言葉の趣旨は、左側通行の更に左端を走れという意味です。
日本は道路が狭く、車線内でも追い越しや追い抜きを見る事はあまりありませんが、外国では道幅が広い国も多く、そのルールは、基本は端を走り、速い車両は道路の中央寄りから抜くというルールです。
昭和39年以前の日本は、二輪車は左寄り、4輪車は中央寄りを走るというルールでした。

警察は運転免許試験において、キープレフトを浸透させる為に最も厳しい採点項目にしました。
直線だけじゃなく左折巻き込み事故を防ぐ為に左折にもキープレフトという言葉を使うようになりました。
今でも一発試験では、直線も左折もキープレフトを厳守しないと、路上試験以外は合格出来ません。
直線では、左側を50〜60センチ開けて走ります。
左折では、左後輪を60センチ以下まで寄せて走ります。
これには他にも合理的理由があって、左端から50センチのところを走らせると、車両感覚がつきます。

私がなぜ60年近く前の事を知っているかと言うと、父が当時一発試験で、大型二種免許まで取得したので、その話を聞いていたからです。
近年は自転車ナビレーンというのが出来たので、路上試験においては、左折時に交差点の手前30メートル前までにキープレフトすれば良くなりました。それ以外の直線では、車線の中央を走っても合格出来ます。

キープレフトの元々の言葉の正しい趣旨は、
・原則、道路の左端を走る事。
・左折時に出来る限り小回りする事。
です。

ちなみに、「車両通行帯の中の左側を走るべき」という事を言う人がいますが、それは間違いです。車両通行帯内の直進は、キープレフトの義務から除外されています。
片側一車線のセンターラインの左側が車両通行帯という解釈をする人がいますが、それも間違っています。
センターラインの左側に二車線以上ある場合が、「車両通行帯のある道路」になります。
原付も車両通行帯がある道路では、左端を走らなくても良いです。(原則、第一通行帯を走る義務はありますが、第一通行帯の真ん中や右寄りを走っても良いです)

法律や言葉の定義はこうですが、車両通行帯のない道路では、センターラインの左側で追い抜きや追い越しが出来るほど広い道路は余りありませんから、このような日本の狭い道路では、自転車や原付以外は、左端ではなくてセンターライン寄りを走ったほうが安全な事が多いのが現実です。



11 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年07月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31