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2022年01月05日07:25

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映画「偶然と想像」

今年初の映画は、濱口竜介監督の「偶然と想像」。(内容には触れていません)
この映画、ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞したことで話題になったが、上映方法も独得だ。劇場公開は、ミニシアターのみで、シネコンは一つも入っていない。同時に劇場と同じ1800円でネット配信もしている。ネット上ではバリアフリー字幕や音声ガイド付き、英語字幕付きを選べる。そして、北海道から沖縄まで12月17日に同時公開。大都市と地方の時間差がない。作品の公開法法についても、濱口監督の攻めの姿勢が見える。東京のような大都市でも、BUNKAMURAル・シネマ1館のみの上映なので、連日満席が続いているらしい。
京都は出町座と京都みなみ会館の2か所あるので恵まれている。みなみ会館では、今も1日3回上映だが、よく入っていた。

第1話「魔法(よりもっと不確か)」第2話「扉は開けたままで」第3話「もう一度」と題された短編3編のオムニバス。
短編なので見やすい。が、軽くはない。見終わってからもずーっと考え続けてしまう、じんわりと長く余韻の残る映画だ。泣く映画ではないのだが、泣けてくるような。
ありそうでなさそうな偶然、そして想像。どのエピソードにも驚きの瞬間があり、魔法のような空気が生まれるひとときがある。これはまさに見てのお楽しみなのでストーリーには触れません。

タイトルの文字のレタリングも、ピアノ曲も、どれもが優しい手ざわり。
三つ話のうち、仙台を舞台にした「もう一度」を最後に持ってきたのがとてもいい。

みなみ会館では同監督の長編「ハッピー・アワー」も上映中で、予告編が流れた。これもまたいい映画だったけど、通しで見ると5時間。覚悟がいる。
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