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2021年03月08日17:48

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マルケスが速い理由

バイクのレースを見ている人は、よくご存じだと思いますが、モトGPのマルケス選手が、怪我するまでは近年圧倒的速さを誇っています。

バイクレースにおいて、歴史上最も偉大な選手はロッシですが(まだ現役です)、そのロッシよりもマルケスのほうが速いです。
歴史上の有名レーサーの、ケニーやフレディーよりもマルケスのほうが速いと思います。

マルケスが圧倒的に速い理由は、誰にもわからないレベルで色々あるのでしょうが、
その一つは、間違いなくリアブレーキだと思います。

私は2015年に、このブログで「リアブレーキの使い方」という記事を書きましたが、その記事は世の中の人にけっこう読まれました。
その頃は、サーキットにおいてリアブレーキは、ほとんど使わないのが当たり前で、一般公道においては、前後同時にかけて、比率は7:3と言われていました。

私の記事が、公道ではきっかけの一つになったと思うのですが、現在では「一瞬リアから先にかける」というのは一般的になってきました。
ライテクブログやYouTubeでも、そう言う人がほとんどになりました。

でもこれ、半分本当で半分嘘です。
私が一瞬先にリアからかけろと言い始めた当事者ですが、これ本当は同時で良いのです。
リアを先にかけるとリアが下がりますが、実は同時にフロントも下がります。ですから、同時で良いのです。
なぜリアからかけろと書いたのかは、人と違う事をかいたほうが面白いだろうなと思った事と、同時にかけようとすると、先にフロントがかかってしまう事があり、前のめりになってしまう事があるからです。
一瞬リアから先にかけると、間違って前からかかる事を防ぐ事が出来るからです。
実際、私は、これに気づいた高校生の頃から、0.1〜0.2秒ぐらい一瞬先にリアブレーキをかけています。(16歳から20歳までの4年間に約24万キロ走りこんでいます)
そこからサスが沈む時間の約0.5秒は、リアとフロントのブレーキを同じくらいでかけています。
約0.5秒が過ぎたら、急ブレーキの場合は、フロントの配分を強くしていきます。
普通のブレーキの場合は、そのまま前後同じくらいでかけます。

峠やサーキットを早く走る為のリアブレーキは、このかけ始めと、コーナー進入直前と、コーナー前半のブレーキを緩めていく過程が重要です。
最もブレーキが強くかかっている、コーナーに入る前の直線の後半では、モトGP等のレーサーはリアが浮いてしまうほどの強烈なブレーキになっているので、エンブレ以外のリアブレーキは速さにあまり関係ありません。
差が出るのは、リアタイヤが接地してリアに荷重がかかってる時ですから、かけ始めのほうと、最後のほうです。
レースでは、この少しの差が、大きな差になるのだと思います。
公道では、急ブレーキでも、コーナーの進入でも安定感が違います。
フロントの握りゴケ対策にもなります。

一昔前までは、このリアタイヤが接地している時も、リアブレーキをほとんど使っていないのがレースの世界の常識でしたから、そこでリアブレーキを多用し始めたマルケスが圧倒的に早くなったのだと思います。
マルケスは、スクーターのリアブレーキと同じように左手でかけれるように改造しています。

これを確信したのは、日本人のモトGPライダーの中上選手が最近結果を出してきましたが、そのインタビューで、「マルケスの真似してリアブレーキを使うようにした」と言ったからです。
最もタイム差が出るのは、コーナーの進入から前半のブレーキ時ですから、ここでリアブレーキを使う人と使わない人で差が出るのは、ある意味当然だと思います。
数年後には、レースの世界でも、リアブレーキを使うのが常識に変わると思います。
コーナーの進入直前からクリッピングあたりまで、フロントブレーキに加えてリアブレーキも使うと使わないとだと、後輪のトラクションが違うのでバイクの安定感が違います。結果、スピードアップに繋がるのです。
コーナーの進入から前半は、フロントタイヤのほうが曲がる力が大きいですが、リアタイヤにも荷重を戻してリアタイヤも使ってコーナーリングします。リアブレーキも使ったほうが若干早くリアタイヤをコーナーリングに活用できるので差が出るはずです。
リアブレーキを使って後輪にトラクションを戻してコーナーに進入しないと、リアが滑りやすくなります。(リアブレーキの使い過ぎも滑りやすくなります)
進入からのコーナーリング中の減速にも、リアブレーキも使ったほうがフロントだけより有利な事は理屈の上でも明らかだと思います。

私は高校生の頃から、このようなブレーキの使い方をしていたので、16歳から36年バイクに乗っていますが、同じ条件で、ブレーキで負けたなと感じた事は、実は一度もありません。(タイヤが違うと勝ち目ありません)

私は、サーキットはごくたまにしか走りませんが、たまに走っても普通に走れてしまうのは、たぶんここが出来ているからだと思います。
よく峠で速くても、サーキットではまったく通用しないと昔から言われていますが、私は10代の頃はじめてサーキットを走った時から普通に早く走れました。
同じ条件で負けたと感じた事はまだありません。(勘違いもあるかも。笑)
ちなみにドライバーの実力よりも、車、バイク、タイヤ、体重等の差のほうが遥かに大きくタイム差に出るので、ドライバーの実力差ってなかなかわかりにくい世界です。
バイクも車も地味に見える走りのほうが、意外に速かったり(上手かったり)します。



ブレーキはバイクの姿勢の意識が大事
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1988382067&owner_id=1750116



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