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2020年11月20日20:40

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バイクで転ばない方法(低速編)

今まで、コーナーで転ばない方法を何回か書きましたが、今日は、低速で転ばない方法を書きます。いわゆるタチゴケですね。
ライダーであるなら、免許取得前を含めて、皆、少なくとも1回は経験しているのではないでしょうか?
これ、前もって、低速ゴケのパターンを知っていれば、けっこう避けられたケースが多いのではないかと思います。
将来、低速ゴケしない為に、知識として入れておいていただければと思います。
ベテランライダーの人であれば、知っている事ばかりだと思いますが、復習で読んでみてください。

私が今まで、危ねーと思った事や経験した事、目撃した事等を、思いつくままに書いてみたいと思います。
過去にも書いていて重複している部分が多々ありますが、ご容赦ください。

1 超重たいバイクを初めて乗って、停止時に片足ついたら、支えられなくて、倒しそうになった。
これ、バイクの試乗会でハーレーに初めて乗った時ですが、ハーレー舐めてました。
試乗が終わって、止まった瞬間に、いつもどおり左足をついたら、なんと重くて支えられませんでした。
超重いバイクは、止まる時に、なるべく傾けないようにしないといけません。
傾けると、片足では大人の男でも支えられません。
止まる最後の瞬間に両足をつく感じが、傾かないので良いと教えて貰いました。
幸い、ハーレーのスタッフの人が、すぐにヘルプに来てくれたので、完全には倒さなくて済みましたが、ヘルプがなければ、完全に倒していました。

2 急坂で停まっている時に、下を向いていたらバランスを崩した。
これ、富士山五合目で、裾を直していたら、コロンと転びました。
バイクは90ccのカブみたいなやつです。
軽いバイクでも坂道舐めたらいけません。
坂道で下を向いて何かすると、平衡感覚を失います。

3 疲労、寝不足、病気、動揺
これ、2の複合的理由で、富士山に行ったのは深夜出発で寝不足で、すごく眠かった事と、その数年前に眩暈病になっていて、それが治ってなかった事も原因でした。
体調が良くない時は、特に注意する必要があります。
何かの理由で動揺している時や冷静じゃない時も、人はバランスを崩しやすいです。

4 ギアがニュートラルに入っていた、ギア抜け。
これはマニュアルバイクに乗ってるベテランライダーは、皆経験していると思います。
1速に入れたつもりが、ニュートラルに入ってしまっていたり、1速または2速に入れていたのに、ギア抜けしてトルクが伝わらない状態になっていたり、ニュートラルに抜けてしまった時です。
これは、焦ります。
足をついて回避できれば良いですが、入っていると思い込んでいると対処が遅れて、そのまま転倒してしまうケースも多いでしょう。
これ、避けるコツは、低速で曲がる時は、なるべくバンクさせないでステアリングをメインで曲がる事です。
そうすれば、転倒まで時間がありますから、その間に立て直したり、ギアを急いで入れたりして間に合わせる事が出来ます。
あと、なるべくエンブレを使わないシフトダウンをしない事です。2速から1速に入れる時にエンブレで1速に入った事を確認すれば、入れたつもりでニュートラルになっている可能性は低いです。
それでもバイクによっては、1速または2速に入れていたのに、勝手にニュートラルに抜ける事があります。
一時停止や最徐行時などクラッチを切って進む状況の時は、バイクを傾ける前に一瞬半クラッチにして1速に入っている事を確認する事を習慣にしましょう。
フルバンクターンは、かっこいいですが、私は基本的にやらない事にしています。フルバンクターンの習慣がついていると、いつか絶対このパターンの転倒をすると思っているからです。(フルロックターンは出来るようになったほうが良いです)

5 エンストごけ
これは怖いです。
曲がるときにエンストすると、タイミングが悪いと、一気に転びます。
ライダーもマシンもダメージが大きいと思います。
私は、一度転びそうになって、足をついて回避しましたが、かなりの勢いで転びそうになったので、ついた足がかなり痛かった記憶があります。
これも避ける方法は、なるべくバンクさせない事と、
半クラの回転数を高めに保ち、半クラ時に回転が落ちないようにする癖をつける事です。
エンストしやすいバイクってあります。エンジンが暖まっていない時も要注意です。
4輪の場合は、発進時に回転数が低いほうが上手いと見做されるので、それと同じ感覚でバイクに乗ると危険です。
繰り返しになりますが、超低速では、なるべくバンクさせずにハンドルで曲がるようにして、半クラの回転数を車より高めに保ち、繋がった瞬間に回転数が一瞬落ちる人が多いですが、落とさずに回転数を上げる癖をつけておけば、このパターンの転倒は回避できます。

6 砂利でフロントブレーキをかけてフロントタイヤが滑って転倒。
これは、よく見ます。
対策としては、超低速の砂利では基本リアブレーキを使って、なるべくフロントブレーキを使わない事です。
砂利に限らず、超低速はリアブレーキメインで使う癖をつけておけば、この転倒は避けられると思います。
そして、バンクさせずにステアリングでバランスを取る事を基本とする事です。

7 砂利で足が滑って転倒。
これも多いと思います。
対策としては、脚付きの悪いバイクに乗らない事が一番だと思います。
両足がべったり付く人は、このパターンの転倒は、ほとんどないと思います。
脚付きの悪いバイクに、どうしても乗りたい人は、かなりの低速バランスの達人になってからが良いと思います。そうしないと、これはいつか必ずやると思います。

8 坂道でのUターン
これも、よく聞きます。
坂道では、なるべくUターンしない事です。
平坦地でのUターンが、ちゃんと出来る人は、実は坂道でも普通にできます。
まずは、平坦地でのUターンが、ちゃんと出来るようになる事です。
これも、なるべくバンクさせずにステアリングでUターンするのが良いです。
バンクをメインでUターンする人は、坂で感覚が狂ってバランスを失うのだと思います。
バンクさせずにステアリングでUターンすると、別に坂道でも難しいと感じません。

傾斜のある駐車場や坂道で、バランスを崩して転ぶのも、同じ理屈です。なるべくバンクさせずにステアリングでバランスを取りながら進路方向も扱います。ステアリングで、バランスを取りと進路方向を決める二つの役割を同時に行うという事です。

9 傾斜のある場所やワダチがある所や窪んでいる所での一時停止。
一時停止で足をつこうと思ったら、傾斜や轍や窪みがあって、足が届かなかったというパターンです。初心者あるあるだと思います。
対策としては、短い時間の完全停止だったら足をつかずにバランスをとれるようになる事がベストです。
足をつかざるを得ない時は、低身長の女子がやっているように、ハングオンスタイルで、尻をずらして足を付く事です。
また、傾斜(谷側)と反対側(山側)の足を付いたり、足を付く位置が轍や窪みにならないようにするとかです。

10  段差や溝でタイヤがとられた。
このパターンは、自転車の典型的な転倒ケースです。
バイクでも、よく聞きます。
対策としては、大回りして曲がる人が多いですが、道交法的には良くない曲がり方です。
ハンドルをしっかり切れば、縁石の切り下げは、普通に乗り越える事が出来ます。
50ccスクーターのような8インチタイヤの場合は、その瞬間にアクセルをちょっと入れて、フロントが乗り越えやすくする必要があります。
これが出来ない人は、少し大回りでも、しょうがないかな?

道路工事あとの溝等にタイヤが取られた時は、バイクを左右に少しスラロームさせることです。ステアリングを左右に動かすだけでもいいです。
目で見て段差を判断するのではなく、夜でも対処できるように、体で溝の感覚を覚えて、引っかかった時は、瞬時にこのように対処してください。
溝じゃなくても、タイヤが左右にとられる道では、常にこのような運転をする必要があります。
左側の擦り抜けや交差点近くの轍も、道が悪い時があるので、この時にも使えます。

11 取り回し出来ない。
ビックバイクに憧れて中型の経験が少ないのに大型に乗った人に多いです。
押している時や、バックしている時、スタンドを払った時、乗降時等に、バイクを自分のいる側と反対側に倒すパターンです。
私は大型バイクはあまり乗っていないですが、これは練習で出来るようになると思います。
乗っている時のバランスと、降りている時のバランスの取り方って違うものです。
降りて、押したりバックしたりの練習をある程度すれば、小柄の人でも出来るようになると思います。
バイクは傾けなけば、左右の重さは感じませんから、いかになるべく傾けずに、押したりバックしたり出来るようになるかだと思うので、練習して降りてのバランス感覚を養うしかないと思います。
これは、乗っているだけだと、いくらベテランになっても上手くならないと思います。
バックで大型バイクを取り回し中に、歩道の切り下げの段差でバイクが反対側に傾いて倒してる動画を見た事があります。なるべくバックで難しくなる状況を作らないほうが良いです。

12 乗る時に足をひっかける、降りた時にスタンドをかけ忘れる。
免許を取る時は、スタンドを払ってから乗車、降りてからスタンドをかけたと思います。
なぜ、そのようにするのか理由を聞いた事あるのですが忘れました。
基本的には、乗ってからスタンドを払って、降りる時もサイドスタンドをかけてから降りたほうが安全だと思います。
センタースタンドも、乗ったまま前後に体を大きくゆすれば、乗ったまま外すことが出来ます。降りて外す場合は、サイドスタンドの時もそうですが、外した瞬間に、ほんの少し自分側にバイクを必ず傾ける事です。反対側に傾いた瞬間に終わりだと思っておいたほうが良いです。
スタンドを外した瞬間や、バイクから降りた瞬間にバランスを崩して倒すのが多いと思います。
乗る時に足を引っ掛けるのは、いつもと違うブーツを履いている時は特に注意です。

13 下り坂で勝手にバイクが自走してスタンドが外れて倒れる。スタンドの掛け方が甘い。
これ、1〜2年前ぐらいにやってしまいました。
私は左足を怪我していた関係で、右側から降りるクセがあったのですが、発進してすぐに気になる事があったので、下り坂だったのですが、バイクをとめて右側から降りたら、バイクが自走してスタンドが外れて、左側にバイクが倒れてしまいました。
対策としては、下り坂にはバイクをとめない事です。
ストッパー付のサイドスタンドのバイクもあるみたいです。
自転車でも、サイドスタンドの掛け方が甘くて、よく倒れますね。バイクでも同じ事は起き得ます。
あと、坂道でバイクを駐車する場合は、エンジンを止めてギアを1速に入れるのが基本です。1速に入れて、ギアの遊びをなくして停めるようにしましょう。これは、風が強い時も必須のとめかたです。

14 足場の悪いところに置いて倒れる。
これ、ツーリングで観光地等に行った時にありがちです。
舗装されてなくてスタンドが沈んでしまったり、傾斜になっている場所で倒します。
ツーリング時は、荷物が多く重心が高くなっているので、より倒れやすかったりします。
もともと内側に倒れやすいバイクは、サイドスタンドの下に敷く10センチの正方形の板切れのような物を携帯すると良いです。
センタースタンドのみのバイクは、傾斜になっていたり、足場の悪いところにとめてはいけません。離れていても、別の場所にとめましょう。

15 ズボンの裾、靴紐がひっかかる。
これ、ネットでよく見ますが、私自身は経験した事も、見た事も聞いた事もないので、実際どのくらいあるのか不明です。

16 倒したバイクを立てたら、勢い余って反対側に倒した。
右側に倒したバイクを立てる場合は、サイドスタンドを立ててからバイクを起こすのが基本です。
センタースタンドしかないバイクの場合は、右から乗車する練習もしといたほうがいいかもしれません。

17 メンテナンス中に倒す。
センタースタンドでの整備は、リアタイヤを外す事は出来ますが、フロントタイヤを外すと、バイクはフロントに前傾しセンタースタンドが外れて倒れますので、気を付けてください。
ジャッキやメンテナンススタンドは、安定性が低いので、必ず水平な場所で作業したほうが良いです。
メンテナンススタンドで両輪を上げる場合は、リアから上げたほうが倒すリスクが少ないと思います。

18 掃除中に倒す。風で倒れる。
フロントホイールの掃除をする時、右側をやって次に左側をやる人が多いと思います。
その時にやりやすいように左に切れてるハンドルを右にする人は多いと思います。
私は、これで倒しました。
ハンドルを右に切って、フロントホイールの左側を綺麗にした後にバイクの左側を拭いていたら、突然右側に倒れてしまいました。若干風が吹いていた事も原因の一つだと思います。
サイドスタンドで立てている時、左にハンドルを切るとバイクは傾きが大きくなりますが、右にハンドルを切るとバイクは直立に近い形で起き上がります。
油断していました。左に切ってる時に安定していたので、右に切っても大丈夫だと思ってしまいました。路面が微妙に右に傾斜していた事もあり、かなり直立状態になってしまったのだと思います。
紙一重の微妙なバランスで直立していたバイクを左側から拭いたら突然倒れてしまいました。

19 バックでバランスを失う。
昔、バーディー90でタンデムで急坂を登っていたら、あまりの急坂で失速して止まってしまいました。
止まっただけならまだしも、ブレーキがきかず、そのままバックで坂を下っていきました。
めちゃくちゃ怖かったです。
今までバイクに乗っていて、これが一番怖かった経験です。
タンデムだし絶対転ぶわけにはいかないと思って、両足を滑らせながら、坂の下までフロントロックしながら滑り降りました。
何とか転ばなかったのは、もう運が良かっただけです。
これ以降、坂道をバックで下りる練習と、バックしながらリアブレーキを踏める練習をしました。

以上、思いつくままに書いてみました。
他にもあると思うので、思いついたら編集機能で追加したいと思います。
皆さんが経験した事、見聞きした事も教えてください。

総合的な低速ゴケ対策としては、
これはもう、低速のバランス感覚を養うのが一番です。
その方法としては、たくさんあると思いますが、最も簡単で効率的な方法は、以下の2点です。この方法であれば努力は要りません。ただバイクに乗ってるだけで、いつのまにか上手になっています。

1) 一時停止場所で、足を付かないで止まる事を日常とする事。
何秒も止まるのは、けっこうバランス感覚が良い人じゃないと困難ですが、一瞬止まるだけなら、誰でも出来ると思います。
常日頃から、これを習慣とすれば、少し止まるだけなら、普通に出来るようになります。
特に登り坂での一時停止は、バランス取りの良い練習になります。
どんな状況でも低速バランスを取りながら、左右に2回以上しっかり首を振って完璧に安全確認出来るようになってください。これが出来たら中級者以上でしょう。
安全確認を、しっかりおこなうのは重要です。低速バランスを取りながら、しっかり安全確認をする余裕がない場合は、一瞬でも足を付きましょう。

2) 左折時に、ちゃんと道交法どおりにキープレフトで最徐行して曲がる事。
これは、90度ですが、Uターンに近い小回りになるので、Uターンに近いバランス感覚が必要です。
これも習慣にすれば、Uターンは練習しなくても簡単に出来るようになります。
繰り返しになりますが、バンクさせずにステアリングメインで左折小回りする事です。
バンクさせて曲がると、自転車や歩行者が飛び出してきた時に、転ばずに急停止するのが困難になります。バンクさせてなければ、ハンドルでバランスをとりながら足をつけば良いだけです。
Uターン等の低速バランス時は、バンクよりステアリングの切り角のほうが重要です。バンクさせなくてもUターン出来ますが、ステアリングを切らずにUターンは出来ません。
セルフステアは、バンクさせないとハンドルが切れませんので、Uターンや低速バランス時に使おうとしてはいけません。しっかり自分でハンドルを切りましょう。

超低速では、リアブレーキをメインで使うようにしましょう。そのほうが絶対に簡単です。
最初はリアブレーキだけのコントロールは難しく感じるかもしれませんが、慣れれば必ず普通に使えるようになります。
私はセナ足のように足先を細かく動かして微妙なブレーキ操作をしている事が多いです。超細かい貧乏ゆすりのような足先の動きです。
リアブレーキを掛けっぱなしで同時にアクセルを開けてのコントロールもよくやります。
リアブレーキの微妙なコントロールが出来るようになると、低速バランス時以外にも役立ち、運転技術がスキルアップします。速く走る為のブレーキにも有効です。


転ばない運転
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