mixiユーザー(id:1750116)

2019年03月28日00:16

2775 view

ステップ荷重は必要か

ライダーの方であれば、「ステップ荷重」、言葉ぐらいは聞いた事あると思います。
ライディングテクニックの一つとされていますが、このステップ荷重って必要でしょうか?

いつものごとく結論から書くと、
意味も効果もあるが、一般ライダーが舗装路で普通に走る上での重要度の優先順位は高くない。
ただし、一部例外で、ステップ加重をしないと、曲がりにくいバイクもある。

ステップ荷重は、オフロードやトライアルでは基本的なテクニックとされています。
シート荷重ではなく、ステップ荷重にすると、重心が下がるので安定性が上がります。
その為、滑りやすい路面等では、バランスが取りやすいです。
超低速バランスでも、使えれば効果が高いです。
また、オフロードでは、サスペションで吸収しきれないほど路面の衝撃が伝わりますので、ステップ荷重により膝を中心とした体で、衝撃をやわらげる必要があります。
また、ステップ荷重は重心を下げる効果があるので、ブレーキをよく効かせるのに有効です。(ステップ荷重により重心を下げないほうがフロントブレーキを効果的に使える場合もあります)
ステップ荷重は、加速時のリア荷重時の旋回性や、クリッピングでの回頭性を上げる事が出来る場合があります。
シートにどかっと座っているより、ステップ荷重は、前後左右に体の位置を瞬時に変えられるので、飛んだり跳ねたり、急坂を上ったり下りたりする、オフロードやトライアルには効果が高いテクニックです。

舗装路では、
スラロームのような一定速度での連続した素早い切り返しが必要な場合は、ステップ荷重を使うことにより、スピードアップできます。
ユーチューブの動画で見るような、神のような速さのスラロームをやっている人は、ステアリングとステップ荷重と荷重移動を効果的に使っています。

舗装路のコーナリングで、滑りやすく安定感のない場面では、外足荷重をすると安定感が上がります。これは無意識にやっている人が多いのではないでしょうか。
トライアル等でスタンディングで静止する時も、外足荷重でバランスをとります。理屈としては同じなので、安定感を上げる為のコーナーでの外足荷重は効果がある事がわかります。
また、両足荷重も、コーナーリング中、アンダーステアまたは後輪が滑りだした時に使うと、滑りが止まることがあり安定感が上がります。
ステップ荷重を使えるようになると、転倒しにくくなります。

舗装路のブレーキングでは、オフロードと違って、ステップ荷重しないほうが短い距離で減速できると思います。ステップ荷重より、シート荷重+ニーグリップのほうが効果が高いと感じます。
ステップ荷重をしながらのフルブレーキングとシフトダウンは、なかなか困難です。特にレーサーは逆シフトになってたりするので、シフトダウンしながらのステップ荷重は難しいです。
スクーターなど、シフトダウンの必要がなく、ニーグリップできないバイクでは、ブレーキングでもステップ荷重の効果を感じれると思います。

外足荷重、内足荷重に関しては、ライダーの間でよく議論になりますが、
これに関して結論としては、理屈で考えずに臨機応変に感覚で自然にするのが良いと思います。
これは、状況やフォームによって、様々だったりするからです。
両足荷重が良い場合もありますし、ステップ荷重しないほうが良い場合もあります。
ライディングフォームが状況によって、リーンアウトが良い場合、リーンインが良い場合、リーンウィズが良い場合とあるのと同じです。
ステアリングでバランスをとるのにも似ています。ステアリングは状況により内側に切ったり外側に切ったり使い分けます。ステアリングは、進路方向を決めるのとバランスを取るのと2つの役目を同時にしています。
状況によって、内足荷重、外足荷重、両足荷重、ステップ荷重なしと使い分けます。両足荷重でも内足と外足の荷重の比率を変えた方が良い事も多いです。
前述したように、コーナリング中、安定感を高めるためには、外足荷重や両足荷重が有効な場合がありますが、ハングオンのライディングフィームでは、タンク内膝荷重がメインで、外足のステップ荷重はあまりせず、内足荷重している人が多いです。
逆にハングオンやハングオフのライディングフォームでも、外足荷重がメインと言う人もいます。
スキーやスケートを考えればわかりますが、外足だけでも内足だけでも曲がる事は可能ですが、臨機応変に両足を使ったほうが曲がりやすいし、バランスをとりやすくなり安定します。ですから、内脚荷重または外脚荷重のどちらかが意味がないという事にはなりません。
内足荷重は、コーナー進入時の、きっかけ作りに有効ですし(使わなくてもいい。外足荷重もキッカケ作りに利用できます。)、よりバンクさせたい時に強く踏み込むという使い方もできますし、状況により外足荷重よりも内足荷重を強くしたほうが安定感が上がる場合もあります。

結論として、舗装路でもステップ荷重は、意味も効果もあります。
素早い切り返しをしたい場合、安定感を高めたい場合、内側に強い荷重をかけてよりバンクさせたい場合、衝撃を吸収したい場合、バランスをとるのを補いたい場合、回頭性・旋回性を上げたい場合、荷重を弱めたい場合、重心を変えたい場合に効果があります。
しかし、ステアリングの扱いや、ブレーキングでの荷重移動、上半身での荷重移動、シート荷重、タンク荷重、アクセルワークに比べると、優先順位は高くないテクニックだと言えます。まずはブレーキングやアクセルワークによる荷重移動や、ステアリングワーク、シート荷重、タンク荷重に集中したほうが良いです。これら基本的な操作で十分バイクを扱えるようになってから、レベルアップの為にステップ荷重を積極的に取り入れていくのは良い事です。
オンロードライダーが最初からステップ荷重まで考えると、なかなか走り方が纏まらず、上達のスピードが遅くなると思います。ステップ荷重は全くしなくても、それなりに走らせる事は可能です。
厳密に言うとステップ荷重だけだと曲がる力は発生していません。
ステップ荷重は、ステップに荷重を掛けることにより体の他の部分も動き、その結果重心が動く事で様々な効果が出ます。使いこなすには経験値が必要なので難しいのです。
速くコーナーリングする為のステップ荷重と尻荷重の配分の使い分けの理解は、バイクの運転で最も難しい事の一つだと思います。

バイクによっては、コーナーリング中、ステップ荷重しないと、かなり曲がり難い物もあります。この場合ステップ荷重をすると曲がりやすくなるのは、ステップ荷重によって前後重量配分が適切に近くなり回頭性が良くなるからです。(低重心のミッドシップカーのような重量配分になる)
7 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年03月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31