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2016年07月02日06:54

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【読了】二六七六年六月

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:1850ページ
ナイス数:28ナイス
http://bookmeter.com/u/1615/matome?invite_id=1615

■だれの息子でもない [Kindle]
意識とはなんなのか? 自我とは何処に根拠するのか? 長年作者が追い求める主題を、ネットワーク世界と現実との境界線を曖昧にして思索した作品。 リアルとフィクションの鬩ぎ合い。安曇平市は実在しない―安曇野市がモデルだろう。松川村、しゃくなげ荘、その隣の足湯なんかは実在する。相川病院は恐らく相澤病院が地理的に対応する。松本市ももちろん実在する。
読了日:6月29日 著者:神林長平
http://bookmeter.com/cmt/57342765

■日本の伝説 [Kindle]
同じような伝説が全国各地に残されているのは、並行進化的に起こったことであるかも知れない。または、どこかの話が伝播して広がったののであるかも知れない。どちらもあったのだろう。 こういった伝説が発生した裏の事情を考察すると、伝奇SFのネタになりそうだな。
読了日:6月24日 著者:柳田国男
http://bookmeter.com/cmt/57227245

■悟浄歎異 ―沙門悟浄の手記― [Kindle]
思弁する沙悟浄が玄奘の供となって、孫悟空や猪八戒を観察する。時には玄奘も観察する。そして、己を掘り下げる手記の形式。『悟浄出世』は三人称だったが、沙悟浄の一人称になっている。
読了日:6月21日 著者:中島敦
http://bookmeter.com/cmt/57165865

■悟浄出世 [Kindle]
西遊記の沙悟浄と云うと、日本では河童と云うことになっている。恐らくは手塚治虫の漫画がその起源だろう。実は河入道である。沙門であるらしい。絵的に子どもにわかりずらいので、河童になったのだろう。 実は仏道に仕える者であるので、思索する。玄奘に出会うまでの、沙悟浄の思弁の道筋が描かれている。
読了日:6月21日 著者:中島敦
http://bookmeter.com/cmt/57165757

■山月記 [Kindle]
荘子に「胡蝶の夢」と云う説話があるが、それとの対比が面白い。志を持つ者が希望を叶える事の難しさ。
読了日:6月20日 著者:中島敦
http://bookmeter.com/cmt/57145268

■李陵 [Kindle]
これほど深い小説を書く作家をこれまで知らなかったのは慚愧の念に耐えない。これほどの作家が若くして亡くなった事が残念でならない。 前漢の時代、司馬遷が宮刑を賜わる原因となった事件を描く。漠北の地に暮す匈奴の存在のあり方が突き刺さった。
読了日:6月20日 著者:中島敦
http://bookmeter.com/cmt/57145179

■モナドの領域 [Kindle]
筒井神学、『エディプスの恋人』の並行世界的考察。仮定は一神教を基礎に置いている。造物主が全てを解っている筈の世界で、綻びが生じ、造物主はこれに対処すべく被造物に干渉する。メタな構造を用いて哲学の進化を辿る。事の起こりは熊の木節の忌み歌が歌われてしまったことに始まる。 しかし、何故筒井康隆が直木賞を獲れなかったかがわかる。直木賞が扱う範疇を陵駕しているのが筒井文学だ。
読了日:6月19日 著者:筒井康隆
http://bookmeter.com/cmt/57117924

■ジーキル博士とハイド氏の怪事件 [Kindle]
多重人格と云うより、他人への変容。自己同一性についての考察。十九世紀終りごろの、精神医学的知見が窺える。ストーリー自体は、単純。
読了日:6月17日 著者:ロバート・ルイススティーブンソン
http://bookmeter.com/cmt/57072719

■マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]
話の主体がウフコックからクインテットに。超常的な能力者同士の戦闘が存分に楽しめる。人体なんて、一瞬で消し飛ぶ小気味よさ。 今なら、広瀬すずをバロットに宛てて実写化の時期。彼女が二十歳になる前にやらないと!
読了日:6月15日 著者:冲方丁
http://bookmeter.com/cmt/57030168

■Preface of マルドゥック・アノニマス (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]
物語りの終焉であり、導入部。ウフコックの有用性は証明されたのか?
読了日:6月11日 著者:冲方丁
http://bookmeter.com/cmt/56928725

■宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎 [Kindle]
非常に基礎的な事柄。でも難しい。二〇一〇年の講演記録なので、その後の知見は自分で獲得しよう。数式を使わない努力が凄い。
読了日:6月10日 著者:村山斉
http://bookmeter.com/cmt/56913808

■マルドゥック・ヴェロシティ3 新装版 [Kindle]
超常的な能力を持った集団が戦うエンターテインメント。血と硝煙の乱舞。
読了日:6月9日 著者:冲方丁
http://bookmeter.com/cmt/56884672

■マルドゥック・ヴェロシティ2 新装版 [Kindle]
走出した09、事態は変転し、命は失われて行く。都市の生まれ変りを賭けた攻防が激化する。
読了日:6月6日 著者:冲方丁
http://bookmeter.com/cmt/56841747

■マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版 [Kindle]
流れる血、飛び散る肉体! まだこれは始まりに過ぎない。
読了日:6月3日 著者:冲方丁
http://bookmeter.com/cmt/56750862


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