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2026年07月04日23:20

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ミケランジェロ・フランマルティーノ「四つのいのち」

ようやく、見てきました、「四つのいのち」。
同じ監督の前の作品「おくりもの」で寝落ちしてしまったんで、今回は、同じ轍を踏まぬよう、自販機の紙コップ入りコーヒーを手に入場。

今回も、イタリア南部のカラブリアの農村が舞台で、字幕無し。でも、見てわかる内容でした。山羊飼いの老人、子ヤギ、モミの木、炭焼きという4つのテーマが一続きに描かれる。

第一部:最初は、山羊を飼う牧夫の老人。山羊の群れを牧草地に連れて行き、牧羊犬がワンワン吠える。牧夫はすべての動作がゆっくり。咳が止まらない。治療法は教会の床の塵を水に溶かして飲むこと。彼の家の前の道を、村人たちのパレードが通り過ぎる。遅れてやってきた女性に、牧羊犬が吠えかかる。女性が何とか犬を避けて通り過ぎた直後、犬は家の横のに停めてあった車の滑り止めを動かしたらしく、車がずるずると坂を滑り降りてきて、ヤギの囲いの柵を破壊、山羊の群れは囲いから抜け出して、老人の家の中にまで上がっていく。その家の中で老人が事切れる。同じとき、階下では一頭の小ヤギが生まれ落ちる。

第二部:白い小ヤギはぐんぐん育ち、親山羊の群れのあとをついていき、放牧地に向かう。が、子ヤギは林の中で親山羊の群れからはぐれてしまう。必死でメェメェ鳴きながら林の中を走り回るが、とうとう群れには会えず、大きなモミの木の下に身を横たえる。

第三部:それから季節はめぐり、村のお祭りのために、モミの木が切り倒され、村人によって運ばれて、広場の中に立てられる。てっぺんにはいろんな飾りをつけられている。祭の終わりには木は倒されて、村人たちが飾りをこぞって奪い合う。祭の後、モミの木は炭焼き男たちの手でチェーンソーでいくつかの木片に切り分けられ、トラックに乗せて運ばれていく。

第四部
木が運ばれていった先にはたくさんの木の幹や枝が切りそろえられて、積まれている。
それを、やぐらを組むように、中央には太い幹で井桁のように組み、さらにその周りをぐるりと細い枝を張り巡らし、さらに藁を積み、最後は土で覆って円錐形の小山のような形にする。その山のてっぺんから、火のついた薪を入れて、内側から燃やして炭焼きをする。こんな炭焼き窯は初めて見た。そして、何日か経って、焼き上がった炭は図他袋に入れられ、村の家々を回って売られていく。あの山羊飼いの老人のいた家にもやってくるが、老人はもういない。

この間、村人同士が何かしゃべったりするシーンはあるが、ほとんど聞こえず、映像だけで見せるという映画。いろいろなことが連鎖反応のように起こり、季節はめぐり、生き物たちのいのちもめぐるという話になっていた。今回は面白く見られてよかったです。

2026年7月3日 京都シネマ
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