mixiユーザー(id:68785028)

2026年05月04日07:21

67 view

善悪の36類型?

人の性格を善悪から考えるとき、単純に善人・悪人で分けるだけでは足りない気がしている。
本性と外見が一致している者もいれば、そこにズレがある者もいるからだ。

そこでまず、内面と外面の落差から、人を大ざっぱに四類型に分けてみる。

A:内面も外面も誠実な者
B:誠実を装う偽善者。ただし仮面は外さない
C:誠実さを演技として使い分ける擬態者。暴露される心配がないときには仮面を外し、自分の利益や快楽を優先する
D:利己的・不実な演技をしながら、実は内面に誠実さや情け深さを隠している偽悪者
この分類でいちばん危険なのはCだと思う。
Bは少なくとも「善人の仮面」を固定的にかぶっているが、Cは観測者や状況を読んで仮面そのものを使い分ける。
高知能なCタイプは、善人に見える悪として振る舞えるので厄介である。

一方、Dはその反転型で、いわばツンデレの極致である。
ただし、現実にもフィクションにも、典型例を挙げるのは意外に難しい。

ここにさらに、D&Dなどでおなじみのアライメント
Lawful / Neutral / Chaotic
Good / Neutral / Evil
の9属性を掛け合わせると、4×9で36類型ができる。

つまり、
「どういう価値観を持つ人物か」
と
「その人物が本性と外見をどうずらしているか」
を別々に見られるわけである。

たとえば黒澤明『椿三十郎』で考えると、これがなかなか面白い。
若侍たち(加山雄三、田中邦衛ら):Lawful GoodのAタイプ
正義感は本物だが、思慮が浅く空回りしがち(映画撮影時スタッフからバカ侍と呼ばれた逸話も)。

椿三十郎(三船敏郎):本性Chaotic GoodのDタイプ(Chaotic Evilに一見見える)
乱暴で皮肉屋に見えるが、実際には若侍たちを見捨てず助ける。

城代家老・睦田弥兵衛:Lawful GoodのAタイプ
思慮深く、最小の摩擦で事態を収拾しようとする。

城代家老の妻(入江たか子):Neutral GoodのA
三十郎に「殺生はするな」と諭す、作品中でもひときわ大きな人物。

この分類で、室戸半兵衛(仲代達矢)や押入れ侍(小林桂樹)まで考えてみると、さらに面白そうである。

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する