この動画を見て、クラシック音楽を楽しんでいる今に、暗雲立ちこめてきた気がしてます。その後も色々、考えた事を日記にします
【音楽談話156】日本クラシック音楽の衰退!?本当の原因は、音楽業界の構造にあり!?音大生が激減してしまった原因とは?聴衆の信頼を失ってしまった?
https://www.youtube.com/watch?v=NGPjfnzH7Xc
【車田和寿-音楽に寄せて】
この動画の内容をかいつまんでまとめると
・音大の受験競争率は最近低下しつつあり、1倍に近づいている。
・これは若い世代が、音楽業界(特にクラシック音楽)に希望を失ったからである。
・1950年〜1980年代(バブル期まで)オーケストラ業界に新規参入は自由(開かれて)だった。
・バブル崩壊の前後に、この新規参入は不可能(需要が飽和)し、本来ならオケの解散などが起こっても不思議ではないようになった。
・それを留めたのは、行政(文科省や自治体)からの補助金であり、この後オーケストラ業界は競争が停止し、競争よりも維持という硬直的な時代に入る。
・新しい人材は、前任者が抜けた空席を埋めるだけになり、そこに(退任する奏者の)影響力維持や政治的思惑などが加わり、硬直化がますます進む。
・この構造で、世界水準の音楽レベルが維持できなくなり、失望した聴衆は海外オケに流れる。そしてそのクラシックファンの総数も減少する。
・若い音楽志望者は、この構造に絶望する→音大志望者が減少するのは少子化、経済低迷ではなく根本はこれである。
・国立劇場問題と絡めて、この事態を打破するには・・・・・とこれは次回以降、展開する予定
さてクラシック音楽業界について、彼(車田和寿さん)は希望を再構築できると考えているが、私はもっと本質的な問題に気づいた。
コンテンツの根本を作り出す作曲家も、クラシック作曲家(日本で最後の巨匠は武満徹かな)ではなく、ドラマ・アニメ・映画の劇伴(こちらは久石譲など、多数)に偏った。クラシックの魅力を精力的に発信した山本直純氏の活躍も、この主な流れと逆だったなと。
と言うことは、今後ショパン・ピアノコンクールなどの(海外・国内のピアノだけに限らず、指揮者コンクール、器楽別コンクール)優秀者でも、その何位とかのブランドの神通力も失せてくる、と言うこと。そして、最期にショパンピアノコンクールでさえ、運営費を捻出できなくなる未来が迫ってくるという事。このままの傾向が続くならば。
劇伴の作曲家も、音大の作曲学科という正規の教育を受けなくとも、「君の名は」の劇伴は、バンドのRADWIMPS(野田洋次郎)など音大出身者以外からも、ゲーム音楽からスタートするなども。理論や技法は自分で習得する構造に。→音大は現状すら維持できなくなる。
クラシック指揮者のバーンスタインでさえ、作曲家としてはキャンディード、ウェストサイド・ストーリーなどミュージカルの作曲家として知られている。
過去の名演奏、例えばバイロイト版フルトヴェングラー指揮ベト九(合唱付き)に比肩できる演奏は今後もあるだろうが、明らかに凌駕する演奏は、今後も稀少なままだろう。
青空文庫のように、名演のアーカイブを作りいつでも取り出せる様にしても、新しい音楽にも目を(耳を)配る聴衆は、この古典音楽の鑑賞に費やす時間は相対的に徐々に減るだろう。コレは避けられない。
などと考えてしまいました。
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